蒼い瞳とニュアージュ(完全版)

WOWOWで深田恭子ちゃんが主演でドラマ化と

噂になってますが、読んでみたら、ホントに適役だと

納得できる作品でした~。大人なのに可愛くて

派手なんだけど品があって、賢いのにバカっぽい。

DVDか何かになったら、見てみたいです。

蒼い瞳とニュアージュ 完全版 角川文庫
松岡 圭祐
税込価格 : ¥540 (本体 : ¥514)
サイズ : 15cm / 241p
ISBN : 978-4-04-383611-6
発行年月 : 2007.9
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

「千里眼」とは、持ち味が全然違う作品でした。極端な程。

千里眼が、緊迫の手に汗握る高速スピーディドラマなら

こちらは、どっかのほほんとしてるように感じるんだけど

いつのまにか、2人で秘密基地にたどり着いちゃった……

みたいな、部分部分だけ見るとホームドラマなイメージ?

決して、あてずっぽの勘ではないんだけど、捜査とか順序とか

そんなのとっぱらって、人が当たり前に自然に考える道筋を

当たり前に追っていったら、誰より早くラストに着いちゃった

……みたいな感じでした。ウサギとカメなら、カメさんですね。

もちろん、千里眼がウサギ(負け)という意味ではありません。

その場合、ウサギは戦闘機に乗っていますので……。

エンターテイメントとして、読み応えもあり、映像化の醍醐味も

あり、大衆受けするのは「千里眼」なのだと思います。

たぶん、書きやすいのも岬美由紀の方だと思います。でも

私個人的にはニュアージュ一ノ瀬恵梨香が好きだなぁと。


誰に隠すわけでもない自分の過去。弱い自分。

戦って勝つつもりなんか、最初から、そんな気無い。

誰が偉いとか、手柄をあげるとか、そんなことは

どうだっていい。大事なのは、自分に助けを求める

誰かの話を聞いてあげること。もし助けられるなら

自分がしてあげられることを、精一杯やりたい。

見返りなんか必要ない。助かったこの命が、もし

多くの人を、人の心を救えるなら、何も必要ない。


■◇■松岡圭祐、感想ログ■◇■

千里眼(完全版)、蒼い瞳とニュアージュ(完全版)

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千里眼(完全版)/松岡圭祐

有名なシリーズですが、自分でも意外なことに

手に取ったのは初めてです。読みたいなぁと

ずーっと5年くらい思っていたのですが、思ってる

うちに巻数が増えてしまって、どれが1冊目か

分からなくなってしまっていましたので、今回

「完全版」として大幅改稿出版されたこの機会を

逃さず、読んでみました。

千里眼 完全版 角川文庫

松岡 圭祐
税込価格 : ¥660 (本体 : ¥629)
サイズ : 15cm / 452p
ISBN : 978-4-04-383606-2
発行年月 : 2007.9
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

臨床心理カウンセラーとか、戦闘機F15とか、すっごい

わけわかんない世界の話なんですが、作家さんの

文脈がとても読みやすいので、置いて行かれるという

感じが全くなく、臨場感もあり、自分の鼓動が早すぎて

外の音も聞こえないっ!というほど集中して読みました。

作者さんの大幅改稿にて、世界観が、現代社会に調整

されているのですが、不景気で、格差社会で、異常な

犯罪が増え続け、国会は荒れて、未来の不安が募る。

その不安につけ込んで、カウンセリングを利用して

人間をロボットのように操り、最終的には国家を狙った

テロリスト。彼らにとってはクーデターで、成功すれば

革命と呼ばれるものになる。具体的に、彼らがどんな

世界を目指しているのか、それは分からないけど

たくさんの人の命を犠牲にして立ち上げた国家には

きっと反対勢力が持ち上がって、戦争が絶えない国に

なってしまうような気がします。

そんなことをしなくても、個人個人の世界が変わるのは

そんな難しいことじゃないとも思う。自衛官として苦悩する

岬美由紀が、被災地で「千里眼」と呼ばれる先生に

出逢ったこと、それこそが彼女の革命だったのだし

人は自分で気がついて変わることができる生き物。

心をロボトミーや宗教で、強制することはできない。

それほどの何かが「千里眼」の過去にあるんでしょうね。

完全版シリーズにて、これから追っかけたいと思います。

次は「蒼い瞳とニュアージュ(完全版)」か

そろそろ覚悟を決めて「流血女神伝(最終巻)」かな。

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予知夢/東野圭吾

ガリレオシリーズ2冊目、読了です。ふしぎ系事件を

集めた短編集で、事象を湯川先生が解き明かしていく。

事件の真相だけではなく、犯人の心まで暴かれる。

予知夢 文春文庫
東野 圭吾
税込価格 : ¥490 (本体 : ¥467)
サイズ : 16cm / 270p
ISBN : 4-16-711008-3
発行年月 : 2003.8
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

読み終わって思ったのは、人は思想や言動は自由で

その人らしく生きていいのだけど、他人と共に

生きる世界という意識やモラルを忘れ、踏み外すと

その先には、相応のしっぺ返しが待っている、と。

隠そうと、知識を利用し、完全犯罪が成り立つはずが

他人の手でやすやすと解き明かされて、さらされれば

完全犯罪は一転して「完全計画犯罪」になります。


そんな事件の中で、自分を殺すことで、保険金を得て

家族や社員をなんとか救いたいと計画した、社長さん。

信頼を受け、荷担することになった右腕。

知っていて、知らないふりをすることで、夫の意志を

尊重した奥さん。「絞殺る(しめる)」は、物語的にも

ミステリーのセンス的にも、私の好みというか、心に

響くお話でした。全部を解き明かした後、湯川先生が

「これは事故で、保険金がおりればいい」と言うシーン。

彼自身の手で実証して見せたんだけど、もう1回

お偉いさんの前でやってみせてくれと、頼まれたら

引き受けるのかな……。証拠は処分されてしまい

疑いだけが残る現実。荷担した彼らは、これから

真実を指摘された後でも、知らぬ存ぜぬ証拠は無いを

言い通して、救われるだろうか、苦しまないだろうか。

その苦しみこそ、社長を殺した罰だと背負うのかな。


人生、お墓に持っていこうという秘密や想いが1つや2つ

誰でもあると思います。でも、それは少なければいい。

他人にとっては大したことじゃなくても、自分には

心が張り裂ける程、死に匹敵するほどのものもある。

苦しみや、悩みや、迷いや、憎しみ、哀しみ、それと

向き合うのはとても辛いことで、耐え難い痛みです。

だけど、逃げなくていいんです。これらの感情は

自分の中にあっていいんです。ない人なんていない。

ある物として受け入れていいんだと思います。

そういう深い暗い想いを持つからこそ、優しさや

幸せを、もっともっと暖かく感じることができるから。


次は、ガリレオシリーズ長編「容疑者Xの献身」です♪


**07年秋・月9『ガリレオ』**

1話2話3話

**東野圭吾作品・感想ログ**

手紙(読中ログネタバレ)、探偵ガリレオ、予知夢

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探偵ガリレオ/東野圭吾

原作読んでみました~。ものすごい理系な小説ですが

さすが東野さん、同じ時間を生きてる、同じ日本人らしさ

というか、生身の人が抱える闇、関わってしまった事件を

事象としてではなく、心の奥から紐解く物語でした。

探偵ガリレオ 文春文庫
東野 圭吾
税込価格 : ¥540 (本体 : ¥514)
サイズ : 16cm / 330p
ISBN : 4-16-711007-5
発行年月 : 2002.2
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

解説を、佐野史郎さんが書いていらっしゃいます。

ガリレオのイメージキャラだそうです。

ドラマは福山さんですが……。この小説を読む感じ

私も、佐野さんっぽいかもなぁって思いました。

福山さんがダメなんじゃなくて、あんなにもイケメンで

ある必要は無いなぁと。何もなければ、外見は平凡な

湯川が、ああいうものすごい論理的な解説・謎解きを

するから、よりキラリとするものが感じられるというか

キラキラの福山さんがキラリとしても、あんまり

光らないような。月9だし、ドラマだし、視聴率は

大事だから、TV局の意図も、分かるんですが。


大事なのは、事件の謎を解くことじゃなくて、どうして

そういうことになったのか、心を紐解くことだと思う。

そういう意味では、事件に大きい小さいはなくて

もしかしたら結果として残った事件や現場は、大した

ことはなくても、人の内側に隠された狂気は

想像を絶するものかもしれない。それは決して

見のがしてはいけない欠片なのかもしれない。

むむむ、物書きの心がちょっと触発されてきたかも?


**07年秋・月9『ガリレオ』**

1話2話


東野圭吾作品・感想ログ

手紙(読中ログネタバレ)、探偵ガリレオ

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はてしない物語(下)

読了です。ベリー夫人のおすすめ通り、この物語は

ハードカバーで読むべきです。この小説の装丁が

バスチアンが読む「はてしない物語」と同じ装丁であることは

エンデが翻訳出版するにあたって出した条件であって

日本語版は、もっともエンデの理想にあったものとして

ご本人が賞賛したそうです。文庫版は、装丁も簡素で

中の印字も黒一色なので、雰囲気がだいぶ違います。

あくまで、携帯用、保存用。最初の1冊ではないです。

はてしない物語 下 岩波少年文庫
ミヒャエル・エンデ作/上田 真而子訳 /佐藤 真理子訳
税込価格 : ¥840 (本体 : ¥800)
サイズ : 18cm / 417p
ISBN : 4-00-114502-2
発行年月 : 2000.6
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

それでも、この物語を読めたことが、とても嬉しかったです。

「はてしない物語」は読む人によって物語が変わるし

それが「本」であるとは限らない……。この言葉を読んで

「私の『はてしない物語』が書けるかもしれない」と思いました。

書きたいものは既にある、でも、書けない。なんでだろう。

私自身の勇気や、描きたい主張の内容、物語展開など

不安要素だらけで、書き始められないでいたんですが

それでいいんだと、この不確かな気持ちだからこそ、明確に

綴っていいのだと、気がつきました。既に決まったことや

断定事項では物語は、全くおもしろくない。不安で怖くて

未知だからこそ、おもしろいというか……未来があるのだと。


エンデのすごいところは、この「はてしない物語」の結末を

全く決めずに書き始めたというところです。物書きにとっては

とんでもない行動です。ハリー・ポッターの作者が、最終巻の

最終章を一番最初に書いたという逸話は、有名ですよね。

作家、物書きにとって、ラストシーンはすごく大事です。

出版社も、ラストが決まってない物語の出版話なんか

「なんの、おままごと?」と取り合ってくれないはずです。

それでも、エンデは書いた。たどりついた場所、泉。

生命の水。それは人によって、それぞれ違うもので

涙だったり、暖かさだったり、希望だったり、間違いは

何一つない。私の「はてしない物語」のテーマは情熱。

書きたいものは、もうずっと胸にある。

あとは、舞台と人と背景を考えて、書き始めるだけ。

久しぶりに、死にたくないな~って思いました。

ダイエットもしてないのに、1週間で2kg以上減です。

家の中に、なんか変なものがいる気配とか

身体の中の不調とか、すごいモヤモヤしてて怖い。

以前は……いつもの私なら、死は怖くはないんですが

こういうのって、何かが働くんでしょうね。

ずっと希望や未来が見いだせなかった私が、こうして

情熱を掴まえかけた途端に、不安の影が忍び寄る。

死にたくないな。書きたいし、読みたいし、伝えたい。

不安にさいなまれるより、まずは、健康診断か(笑)


感想ログ→はてしない物語(上)読中ログ1読中ログ2

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はてしない物語(読中ログ2)

バスチアンが、人がぶつかりあうことのない

個性の無い街から、霧の海を渡っています。

「私」という言葉を持たない人たち、名前もなく

いがみあうことも無いということは……つまり

憎み合うことが無い。そして、愛し合うこともない。

世界には、たくさんの人がいて、統一された一つの

意識では、文化も生まれず、つまらないだろうと

思っていましたが、それだけではないと教わりました。

自分の中に確かにある、憎しみという心。それを

自分の中にあっていいものなんだと、受け入れて

いいんだと教わった、宮部さんの「ブレイブ・ストーリー」

和製ファンタジーとして「はてしない物語」と

比較というか、並べて評される理由が分かりました。

自分の中の憎しみを受け入れて、はじめて

他人の愛の意味を知ることもできる。

愛されたいと渇望する。愛されるためには自分に

何が必要なんだろうと、考え始めることができる。

今までの自分をかえりみることができる。

だけど、バスチアンは、もうほとんどの過去を失い

かえりみることができない。自分を取り戻せるか!?

頭の中のBGMは、ハウルの「世界の約束」です。

こういう展開になると、あの映画のテーマソングが

あんまり似合ってなかったような気がしてきます。

もちろん、あれはあれでいい曲なんですが。

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はてしない物語(読中ログ)

自分の記憶と引き替えに、ファンタジーエンを創造する

バスチアン。だんだん、優しさや臆病だった心も忘れ

暴走がちになっていく。賢者とはそういうものだと刷り込まれ

自分の世界に戻る意志もなくし、力をふるい続ける。

エンデが描く、バスチアンの姿は、いじめられっ子の象徴。

現実が嫌で、異世界に逃避し、自分の好きな世界を作り

そこに君臨し、支配し、自分がいじめられていたことを

忘れたいと願い、もちろん現実に帰りたいはずがない。

いじめは「いじめられた」と本人が感じれば

相手にいじめたつもりが全くなくても、成立する。

でも、相手は、何かきっかけがあってやったはず。

そもそも、それは何だったんだろう?

いじめられっ子は、いじめの事実に哀しみ苦しみ

相手に、いじめられる要因となった自分の何かを

省みようとしない。それを気づかせてあげられるのは

親や友達、教師、まったく関係ない人、つまり、他人。

自分の世界は、常に他人の世界と接していて、自分で

閉ざさなければ、たくさんの声を聞くことができて

傷つくことも裏切られたと感じることもあるんだけど

だけど、多くの言葉は、聞いても害はなくて、その中から

自分が何を受け取るか、感じられるかが大事なんです。

アトレーユとフッフールが、バスチアンに必死に訴える。

「おひかりを外しなさい。君のために」ファンタジーエンの

未来より、バスチアンを思いやった、本当の友の言葉は

届くのか。残り、下巻の半分になりました。クライマックス。

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はてしない物語(上)

映画の印象があまりにも強くて、読んだ気になっていた本です。

ようやく上巻を読み終わりました。もっとファンタジックな

物語だったような気がしていたんですが、ものすごくリアルな

物語です。ファンタジックなファンタジーエンを旅することが

こんなにも怖いことだったろうか、と読みながら考えました。

はてしない物語 上 岩波少年文庫
ミヒャエル・エンデ作/上田 真而子・佐藤 真理子訳
税込価格 : ¥756 (本体 : ¥720)
サイズ : 18cm / 329p
ISBN : 4-00-114501-4
発行年月 : 2000.6
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

現実とかけはなれた世界が、時々、現実とリンクする。

「はてしない物語」の中に、自分がいる。

虚無、恐怖と不安、そんなものを前にすると、ファンタジーが

単純に好きっという、お軽い気持ちは、ふっとんでしまって

イジメっ子は怖いけど、おとなしくしてれば、諦めてくれるし

家に帰るもの嫌だけど、石のように感情を閉ざしていれば

傷つくこともないし、何も果てしない世界に、自分が行く

必要はないじゃないか!--と、開き直ってしまいます。

それでも、世界の殻を破るため、自分の殻を破るため

卵の殻を破るため、幼ごころの君は、はてしない物語を

無限ループに突入させる。バスチアンに自らの意志で

来て貰うため。--いよいよバスチアンの旅が始まる!

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千年紀末古事記伝ONOGORO

鯨統一郎さんの「古事記」意訳解釈本です。

本物の古事記は、学生時代に歴史の教科書で習った通り

日本最古の歴史書ですが、正史ではありません。

日本の正史(正しい歴史書)は「日本書紀」です。

「古事記」は、ものすごい霊力が高い巫女さんが

25年かけて、国の成り立ちを遡って透視して

また別の方が、書にしたためたもの。「古事記伝」は

その古く難しい言葉でかかれた古事記を、わかりやすく

書き直したものです。この「千年紀末古事記伝」は

鯨さんならではの視点、解釈で、わかりやすいけど

意訳をこめた作品ですので、難しいけど本物の古事記を

読んでからの読む方がいいのかもしれません。

「巫女が透視した空想物語なの!?」なんて疑う人も

いるかもしれませんが、現在も、すごい巫女さんたちは

たくさんいて、その何人かはメディアにも出てますよね。

それを考えると、あながちウソじゃないのかもって思います。

千年紀末古事記伝ONOGORO ハルキ文庫
鯨 統一郎
税込価格 : ¥672 (本体 : ¥640)
出版 : 角川春樹事務所
サイズ : 16cm / 357p
ISBN : 4-89456-769-5
発行年月 : 2000.10
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

古事記のお話は、いろんなところに飛び散っておりまして

有名なのは「スサノオのヤマタノヲロチ征伐」とか

「天の岩屋戸」や「因幡の白兎」あたりでしょうか。

全部、古事記から派生した物語で、古事記には、それらに

関わるたくさんの神々の誕生(両親)なども書かれてます。

特に、ヤマタノヲロチ征伐→その体内から出てきた

草薙の剣(三種の神器)のお話は有名ですよね。そもそも

なんて神の剣が、ヤマタノヲロチの身体から出てきたのか

鯨さんの意訳解釈ですが、私はすんなり飲み込めました。

ああそうか、それなら、合点がいく、と。

「天の岩屋戸」のエピソードは、推理小説のように描かれていて

こういう書き方をすると古事記は、ただの歴史書じゃなくて

最古のミステリーでもあるんだなぁって感心しました。

「因幡の白兎」に関しては、一般に読まれている昔話と

古事記では、解釈がかなり変わっていて、たぶん

鯨さんの解釈の方が、本物の古事記に近いんでしょう。

もう1つ、最後に仕掛けられた鯨さんの解釈

「そもそも、倭の国の民は、どこから来たのか?」については

途方もなくて、でも、完璧に間違っているとは言えないかも?

大爆発が起こって、天と地が生まれて、中ツ国が出来て

形のない神々の子孫から、現在に至るってのは……

ビックバンが起こって、地球が出来て、海と陸が出来て

微生物→人までの長い進化という、科学的なことを

ちょっとファンタジックに文章表現しただけなんだなぁって。


次は、鯨さん解釈「宮沢賢治」を、読んでみようかな♪


◆◆鯨統一郎・感想ログ◆◆

浦島太郎の真相、千年紀末(ミレニアム)古事記伝ONOGORO

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Fake/五十嵐貴久

ヤクザな詐欺師vsハイテク探偵のイカサマポーカー対決です。

小説で全て表記するのは、ものすごーく大変。映像化、希望!

「Fake」個人的満足度:★★★★★★★★★☆(95%)

個人的には、オーシャンズ12はもとより、オーシャンズ11より

断然面白かったです!ただ、ラストが、あまりにも……。

(残り5%はこのラスト……。でも、だからこそ中身が生きる)

ものすごく活き活きした、エンターテイメント小説です。

Fake 幻冬舎文庫
五十嵐 貴久
税込価格 : ¥800 (本体 : ¥762)
サイズ : 16cm / 577p
ISBN : 978-4-344-40980-4
発行年月 : 2007.7
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

ここから、ネタバレ含みます。

「絶対負けないポーカー」この地点で、きっと、どんでん返しが

あるだろうなぁとは思っていました。でも、宮本さんが、大変

だけど、正直、ものすごく楽しそうに、ハイテク機器の作成や

設置をしてる様子が、活き活き描かれていて、どんでん返し

から目を逸らしてしまう。「これは、うまくいくのかも?」なんて。

でも、実際は、見事に、足元、残さず全部救われた

どんでん返しが起こる。ホントに全部、黒幕まで。

ところが、完敗、茫然自失の宮本さんをさしおいて、物語は

超ハイテク→ものすごーくアナログな泥棒さん方向に展開。

ここまでくると、ものすごーく、爽快!3人が、アカデミー賞級の

演技力で、全員を騙しきった、本物のフェイクだったことが

分かって、全編振り返って、全部確かめたくなるんですが……

ラストは、ものすごく苦々しかった。10億という当方もない

大金を、不法手段によって、手に入れた代償というんでしょうか。

この感情は、ものすごく重かったです。軽くてはいけないんですね。

ものすごく良く出来た小説だと思います。ステキでした!!


4人の今後のことを考えてみると……

宮本さん:このまま黙ってはいないはず。

ラスベガスあたりで修行してるかも?

カナ:その頭脳と才能があれば、どこでも需要はあるだろうなぁ。

大事なのは、彼女が何を選ぶかだと思う。

おじ様:彼だけは、どこにも逃げ隠れできない。ホームを守るため。

ホームを守る地位を手に入れるため、きっと表舞台に出てくるはず。

バカ息子:意外と、ホントに、完璧に才能のある坊ちゃんでした。

今回はカナや父親がいたから助かったけど、一番、足を捕まれそう

なのが彼なので、しばらくはお父さんと一緒にいた方がいいのかな。

大学に行けなくても、芸術を認められるチャンスはきっとやってくる!


--五十嵐貴久、読書ログ--

交渉人リカシャーロック・ホームズと賢者の石、Fake

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