ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと/鎌田洋

小説形式で、ディズニーリゾートお掃除担当

3人の物語が綴られていきます。

実際合った話にちょっと脚色もあるんでしょうけど

読みやすい文章で、読み始めて数分で泣きましたweep

自己啓発とか、ディズニーのおもてなし方法を期待して

読むと、肩すかしをくらうので、あくまで読み物として。

もしかしたら、ここまでサービス力と精神を磨いた後

普通の会社で働いたら、逆にカルチャーショックに

陥るかもしれません。その精神は素晴らしいけど

「現実社会」には通用しない、理想の域かなぁ、と。

あまり振りかざすと、いじめの対象になりかねない

「夢の世界」だから、通用する心かもしれません……。

ただ、自分の中に、その精神だけを蓄えておいて

使いどころを間違わないようにすればいいと思います。

最後の1つは実話というか、作者さん自身の半生なので

小説というより、エッセイ風。でも、実際には、この1本が

一番奥深いように感じました。文章以上の深読みが必要。

読んだ人が、何を感じるか。人それぞれだと思います。

「夢はあるかい?」

「あきらめなければ、夢は叶う」

「夢を持て!」

「安全性、礼儀正しさ、ショー、効率」

これが、ディズニーの基本の優先順位だそうです♪

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インビジブルレイン/誉田哲也(ネタバレなし)

久しぶりにいっき読みしました。のろまな私でも4時間。

厚いですが、読書する方なら、2~3時間で読めると思います。

ドラマの竹内さんのイメージで、スピーディに展開します!

映画化は「ソウルケイジ」と思ってましたが、こっちで

あたりですね。姫に、まさかの恋愛要素がっ!!

まして、それが菊田じゃない。映画で、西島さんが

それを悟った瞬間、どういう表情するのかみたいです!

昔、犯罪に遭い、それと戦う女性刑事の姿を見て

警察官になろうと思った姫川玲子。美しさ、独特の棘。

そして何より周りから嫌われるのは、捜査員としてのカン。

どうしてそこに辿りついたのか不明で、エリート管理官も

ノンキャリから実力で上がってきた捜査員たちも煙たがる。

結果、見事に真実を射抜いているから更に疎まれる。

(後付けで資料を作る方が、意味不明で大変)

姫川班は、インビジブルレインで大変なことになります。

なんというか、やることやって、うまく手を引いたガンテツ

武田さんの「みたことか」という表情が見えるようです。

ストーリー、感想とも、ネタバレしません。

ものすごいスピーディなドラマ的展開なので

ちょっとでも書くと、全部バレそうです(笑)

読み始めると止まりません、お時間ある方、オススメです!

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殺気!/雫井脩介

やはり、新書サイズで、この厚さだと読み応えありますね♪

じっくり、どっぷり浸って読ませて頂きました!

人の殺気が感じられるらしい(?)女子大生・ましろ。

実は彼女は、幼い頃、連れ去り事件にあっていて

(ましろは見つかったが、犯人は捕まらず、未解決)

あまりにひどいPTSDの為、カウンセリングで記憶を

封じ込めたという過去がある。ちょうど同じ頃

親友だった理美子の父親も事故により亡くなるが

お互い背負った傷が深すぎて、それ以降には疎遠に

なっていく。成人式の頃、再会した二人は、過去を

じんわり思い出しながら、イベントに参加したりして

近況を知りあって、友達を再開していくんだけど……。

いわゆる、探偵団モノではありません。それっぽい

報道系のお姉さんも出てきますが、彼女も含めて

色んな人が、どんどん繋がっていきます。

成人式でのちょっとした騒ぎ、また発生した子供の

連れ去り事件、うねうねとめぐりめぐって、真相は

やはり主人公・ましろの連れ去り事件まで遡っていく!

このくらいの厚さがあると、色んな人の心境や

行動が細かく読めて、やっぱり面白いです♪

次は、宮部みゆきさんの「英雄の書」かな。

買って、読まずにいるうちに、文庫になってるしshock

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ヨコハマB-side/加藤実秋

お久しぶりに小説。

ベイサイド。B-side、B面です。私たちが知る観光地としての

横浜A面じゃなくてそこに住む普通の若者たちの物語。

ティッシュ配りのエキスパートのお姉さん

カットモデルをさがす、美容師二人組(女の子とオネエ)

カラオケボックス、バイト君と常連女子高生1人

恋人に逃げられたキッチンカーの兄ちゃん

女芸人とTV局のやらせ報道

パニッシャーと呼び名がつけられた、不思議犯罪者?

基本的には、1本1本がちょっとした謎解きです。

そして、最後、1本にまとまって、やらかします♪

これだけ読むと、加藤さんは横浜の人なのかしら?

と思うほど、横浜の若者目線なんですが、一方で

東京ド真ん中、渋谷の若者たちも描いてるし(インディゴ)

埼玉から「ほっこり」を求めて、雑貨屋に通ってた

あみぐるみ探偵助手(アー・ユー・テディ?)もあって

夜も、昼も、すっごいアクティブに動いてるんだなぁと・・・。

長編ミステリー大好きな私には、ちょっと物足りずの

ボリュームだったので、次は雫井脩介さんの「殺気」

のつもりですが・・・(ハマり方にもよりますが)

しばらくは、ワンピースログが続くかと思われますcatface

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堀アンナの事件簿・ABCDEFG殺人事件/鯨統一郎

正真正銘「安楽椅子探偵(アームチェア・ディテクティブ)」でした。

「三毛猫ホームズ」とか、わけあり探偵が、なんで揃いも揃って

変な性格・性癖なんだろうと思ってましたが、素直で皮肉もなく

ストレートな探偵さんだと、ミステリー小説にならないですね・・・。

あっという間に犯人もトリックも判明で、事件解決。儲かり放題。

では、困るので、主人公が「ポリアンナ」になったんでしょう。

不幸のどん底に落ちていくポリアンナが「良かった探し」をして

ちょっとずつ自分や周りの人の人生を明るくしていく・・・物語。

ですが、実際には、多少(一瞬)「良かった」ことがあったとしても

現実は何も変わらないわけで、はっきり言って「気休め」。

「前向き」というよりは「強引な現実逃避」=ポリアンナ症候群。

主人公・堀アンナは、まず両親を失い、遺産相続が終わったと

思ったら、最後の家族・猫のダニエルを失い、ショックで聴力を失い

ようやくみつけた就職先で、安楽椅子の力を借りて、手柄をあげたら

今度は恋人を失い、果ては事務所の社長まで死んでしまう。

それぞれの、遺産・保険金を受け取り、謎も解決するもんだから

お金・名声ガッツリですが、同時に疑いも目いっぱいです・・・。

中盤から、目の見えないマリアが加わり、最後は話せないレイナが登場。

若い女の子3人で、これもまた映像化できそうな小説ですが・・・

やっぱりミステリーとしては成立しないと思います(笑)

あまりにも、安楽椅子探偵が、有能でストレート過ぎ・・・。

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Dカラーバケーション/加藤実秋

ホストクラブ「インディゴ」の変わり種ホストたちが

お蔵入りの強盗殺人事件の謎解き~都市伝説解明?

「インディゴの夜」シリーズ4作目。昼ドラにもなったので

知ってる方も多いと思いますが、インディゴ(indigo)は

ダンスクラブみたいなボックス、そのくらいの低料金で

ちょっと変わったホストたちと気軽に楽しめるクラブ。

そのホストやオーナーたち、それぞれが巻き込まれたトラブル

(気質上、自ら買った喧嘩含む)や、客や親友たちからの相談事を

解決していくミステリーシリーズ(まとまってない探偵団モノ)です。

4作目、クラブは2部構成となり、ホストというより、アーティストな

若いのに上から目線の草食系メンバーが加わり、不協和音というか

同じ楽器が鳴らないカラ周り状態で、ガタゴト進行。塊魂状態。

 

都市伝説は現代化し「エコ袋女」登場【7days活劇】

国際問題も発生【サクラサンライズ】(ありきたりな

「実は王子様ネタか」と思ってたら、やられました・・・。)

4話構成ですが、残りの2つが秀逸です。

いつも子ネタでつつきまわしてくる、刑事の無実証明に乗り出す【一剋】

お蔵入りの宝石強盗殺人事件に挑む【Dカラーバケーション】

なぎさママ(おねえ歴数十年)と、成り金女社長の豪華絢爛バトル。

それ仲裁する、歌舞伎町No.1ホスト・空也。憂夜仕込みのマジバトル。

など、映像で見てみたい図がてんこもりです。

 

次は、鯨統一郎さんの「堀アンナ」東子さんシリーズ新作が

読みたかったのですが、ハードカバー(泣)読んでない文庫が

たくさんあるので、文庫優先。中古か、文庫待ちです・・・。

もしよければ↓

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テディ・ゴー!/加藤実秋

ブログ再開は、震災の記憶から・・・と思ってましたが

書き始めたら止まらなくなってしまったので、先に読書ログです。

読みながら、キャストが浮かんでくるような、既にどこかの局が

映像権を持ってることを感じさせる、ミステリーです。

 

探偵役は、あみぐるみのクマ(中身:殉職したオヤジ刑事)

助手役は、ほっこりな雑貨好きの女の子(フリーター)

イケメンで秀才だけど、オカルトオタクな現職刑事

エコとロハスの為に、お金と労力と時間を惜しまないオカン

(結局、非エコ・非ロハスだが、つっこめない迫力の昭和主婦)

ヘビメタロックな外見で、超誠実なホームセンター勤務の兄

他、魅力的キャラ、たくさん。(土曜9時か深夜枠っぽい?)

「インディゴの夜」「モップガール」など、映像化の作品がある作家さんので

おそらく、連ドラとか単発ドラマ(・・・もしや映画?)になるでしょう。

キャスト、楽しみです。でも、もう1~2冊、出てからかな・・・・・・。

 

1作目「アー・ユー・テディ?」は、主人公・和子の買った

あみぐるみにとり憑いた、オヤジ刑事・康雄が、死に至った事件を

康雄のへそくりを報酬とし、フリーター・和子が捜査していきます。

(なので関係者を装って康雄の自宅へ乗り込む、ドキドキあり)

今作は、今後の和子の生き方を模索しつつ

康雄の天国行きポイント稼ぎの為「探偵事務所」を開設。

3作目への足場ができました。

とは言え、著作権盗作事件、怪奇現象調査、ご近所ミステリー

康雄の娘・杏が関わる自殺未遂事件など、内容の濃い短編集。

目線が、20代の女の子なので、細かい背景描写とか

心理表現はあまり無く、突発的な感情→反射で駆けだす

→読者への説明は後回し!という、アップテンポです。

ほんとにドラマを見てるような、役者さんの声や効果音

BGMが聞こえてきそうな、色・音のある臨場感ある小説。

ドキドキしながら、どっぷり・しっかり読ませて頂きました。満足♪

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チーム・バチスタの栄光

過去の「このミス」1位が文庫になり、映画になりました~。

配役を見て……これ、逆の方がおもしろかったんじゃ……

って思ったのは、私だけではないと思います。阿部さんが

グチ外来の田口先生で、竹内さんがロジック白鳥調査官。

白鳥さんは、殴られるシーンもあるので、女性では難しい

ところですが……、阿部さんが、白鳥さんの役をやるのは

見る前から、なんというか「ドラゴン桜」が思い浮かびます。

チーム・バチスタの栄光 上 宝島社文庫
海堂 尊
税込価格 : ¥500 (本体 : ¥476)
サイズ : 16cm / 237p
ISBN : 978-4-7966-6161-4
発行年月 : 2007.11
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

小説の方は、これはきっと医療現場にいる方が読まれると

ものすごい臨場感あるものなんじゃないかと思うのですが

一般ピープルにとってみると、詳しく解説があったとしても

「で、だから、何が問題なの?」と要点が掴めないまま

佳境に入っていってしまうので、一般人にとって読み応えが

あるのは、田口先生と白鳥調査官のやりとりや調査内容。

だから、私にとってはミステリーではなかったです。

心理戦ですね。謎解きミステリーじゃなくて、そういう読み方を

すると面白い本だと思います。続編も気になります、文庫待ち。

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容疑者Xの献身/東野圭吾

身体が疲れていて、以前ほど没頭して何時間も

読み続ける体力はないのですが、でも決して

本を読まない日はありませんね。寝る前に少しずつ

読み進めて、ようやく「容疑者Xの献身」読了です。

容疑者Xの献身
東野 圭吾
税込価格 : ¥1,680 (本体 : ¥1,600)
出版 : 文藝春秋
サイズ : 20cm / 352p
ISBN : 4-16-323860-3
発行年月 : 2005.8
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

たぶん、これが映画化されるんでしょうね。

直木賞とこのミス1位をとった、珍しい作品です(笑)

湯川が、心を許した理系の同士。誰が演じるんでしょうね。

福山さんと同年代なんだけど、風貌のせいで若干

年上に見える、数学人間。ぐっさん、あたり、どう?

あのくらいの演技力が欲しいよね。でも、いい男でも

いけない、難しい役ですね。少し若いかもしれないけど

たいぞーくんとかは、どうだろう。そういえば、オシャレ

魔女アブにニセ企画で呼び出された小池さんが、この

本持って出てきて「映像化の際には是非」ってアピール

してたけど、どの役狙ってたんでしょうね。お母さんに

しては若すぎるし、弁当屋にあのボディはいらないし

あ、そうか、お母さんが昔努めていたクラブのママ?

ちょい役すぎるけど、似合いそうなのは、そのあたり。


このミステリーは、一番最初に感じる違和感が、最も

重要なキーポイントになります。読んでない方は

一番最初に「ん?」って感じたことを、覚えておいて

読み進めてください。それを覚えたままだと「なんで?」

と感じるし、忘れてしまうと、まんまと騙されます。

私は、最初から「あり?」と思ったので、なんか

推理が変な方向に流れていくのが、不可思議でした。

騙されたまま読んだ方が、いちいち「何故?」って

考えず、推理に没頭できるので、消化はいいかも。

今年も「このミス」が発表になりましたね。

文庫化されてるのから、順々に読んでいきます♪


**07年秋・月9『ガリレオ』**

1話2話3話4話5話6話7話8話9話


**東野圭吾作品・感想ログ**

手紙(読中ログネタバレ)、探偵ガリレオ予知夢、容疑者Xの献身

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楽園/宮部みゆき

上巻を読むのは5日くらいかかったのですが

下巻は1日で読み終わってしまいました。

「模倣犯」で網川浩一を追いつめた、前畑滋子さんが

亡くなったお子さんが超能力者だったかもしれない

という疑問を抱いたお母さんに出逢い、彼が本当に

サイコメトラーだったか、そうじゃないのか、証明する為

時間はかかるのに、お金は入らないし、本にするつもりもない

取材を、自分の中の知りたいという情熱と、対峙しながら

9年前の「死の山荘」の事件や、自分自身の言動と向き合い

ながら、いくつかの人の闇に辿り着き、それ以上に

この世に溢れている優しさや愛情に遭遇し、真実を見る。

楽園(上)/宮部みゆき
税込価格 : ¥1,700 (本体 : ¥1,619)
出版 : 文藝春秋
サイズ : 20cm / 413p
ISBN : 978-4-16-326240-6
発行年月 : 2007.8
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

宮部さんは女の子を表現するのが、すごくうまいなぁと。

途中から、断章の女の子と、茜は似てるんだろうなぁと

考えてましたが、同じように、私もそうだったなぁと……

思い返しました。みんなが近づくなという場所に近づいて

痛い目みたら、みんな私を心配してくれる、そうすることで

「私」が形成されているような気がする年頃があるもんです。

私の場合は、もう1つ「勉強」という自己確立のアイテムが

あったので、その「点数、通知票」が、私自身を満足させて

「私」を形成していると思い込んでおりました。今となっては

そんなものは、二の次で、本来、感じ取るべき学校のこと

クラスのこと、友達のこと、そういうことの方を二の次にし

勉強を優先していた幼い自分が、勿体ないと思います。

悪いことが大人だと、大人になりたいと、固執して、男に

つけこまれて、いいように遊ばれて、捨てられて……。

傷つくのは自分、そして傷つけられた自分を親は

愛してくれると、守ってくれると……甘ったれて、自分が

しでかしたことを省みようともせず、他者を責めるより

我が襟を正す。誠子のおばさんがおっしゃった通りですね。


いくつか疑問が残ってます。わざと残したと思われます。

等君は、ちょっと指導が難しい子に分類された時期も

あるようですが、警察やマスコミのお世話になることは

なかったんじゃないかと思います。ならば、死の山荘の

あのワインボトルの記憶はいつ、どこで、誰から

読みとったのでしょう。雑踏の中で、偶然すれちがった

刑事の中から読みとったとも考えられますが、それなら

もっと他の事件の絵があってもおかしくないはず。

ま、分かったところで、あの事件が覆ることは無いと

……思うんだけどね……。変な期待?(笑)

あとは、20万円?これは単純に、クスリ代かな。

鳩子さんがいう「越えてはいけない一線」が、クスリ

かなぁと、私は察しました。滋子さんはどうでしょう?

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