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堀アンナの事件簿・ABCDEFG殺人事件/鯨統一郎

正真正銘「安楽椅子探偵(アームチェア・ディテクティブ)」でした。

「三毛猫ホームズ」とか、わけあり探偵が、なんで揃いも揃って

変な性格・性癖なんだろうと思ってましたが、素直で皮肉もなく

ストレートな探偵さんだと、ミステリー小説にならないですね・・・。

あっという間に犯人もトリックも判明で、事件解決。儲かり放題。

では、困るので、主人公が「ポリアンナ」になったんでしょう。

不幸のどん底に落ちていくポリアンナが「良かった探し」をして

ちょっとずつ自分や周りの人の人生を明るくしていく・・・物語。

ですが、実際には、多少(一瞬)「良かった」ことがあったとしても

現実は何も変わらないわけで、はっきり言って「気休め」。

「前向き」というよりは「強引な現実逃避」=ポリアンナ症候群。

主人公・堀アンナは、まず両親を失い、遺産相続が終わったと

思ったら、最後の家族・猫のダニエルを失い、ショックで聴力を失い

ようやくみつけた就職先で、安楽椅子の力を借りて、手柄をあげたら

今度は恋人を失い、果ては事務所の社長まで死んでしまう。

それぞれの、遺産・保険金を受け取り、謎も解決するもんだから

お金・名声ガッツリですが、同時に疑いも目いっぱいです・・・。

中盤から、目の見えないマリアが加わり、最後は話せないレイナが登場。

若い女の子3人で、これもまた映像化できそうな小説ですが・・・

やっぱりミステリーとしては成立しないと思います(笑)

あまりにも、安楽椅子探偵が、有能でストレート過ぎ・・・。

ポチッとよろしく!

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