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予知夢/東野圭吾

ガリレオシリーズ2冊目、読了です。ふしぎ系事件を

集めた短編集で、事象を湯川先生が解き明かしていく。

事件の真相だけではなく、犯人の心まで暴かれる。

予知夢 文春文庫
東野 圭吾
税込価格 : ¥490 (本体 : ¥467)
サイズ : 16cm / 270p
ISBN : 4-16-711008-3
発行年月 : 2003.8
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

読み終わって思ったのは、人は思想や言動は自由で

その人らしく生きていいのだけど、他人と共に

生きる世界という意識やモラルを忘れ、踏み外すと

その先には、相応のしっぺ返しが待っている、と。

隠そうと、知識を利用し、完全犯罪が成り立つはずが

他人の手でやすやすと解き明かされて、さらされれば

完全犯罪は一転して「完全計画犯罪」になります。


そんな事件の中で、自分を殺すことで、保険金を得て

家族や社員をなんとか救いたいと計画した、社長さん。

信頼を受け、荷担することになった右腕。

知っていて、知らないふりをすることで、夫の意志を

尊重した奥さん。「絞殺る(しめる)」は、物語的にも

ミステリーのセンス的にも、私の好みというか、心に

響くお話でした。全部を解き明かした後、湯川先生が

「これは事故で、保険金がおりればいい」と言うシーン。

彼自身の手で実証して見せたんだけど、もう1回

お偉いさんの前でやってみせてくれと、頼まれたら

引き受けるのかな……。証拠は処分されてしまい

疑いだけが残る現実。荷担した彼らは、これから

真実を指摘された後でも、知らぬ存ぜぬ証拠は無いを

言い通して、救われるだろうか、苦しまないだろうか。

その苦しみこそ、社長を殺した罰だと背負うのかな。


人生、お墓に持っていこうという秘密や想いが1つや2つ

誰でもあると思います。でも、それは少なければいい。

他人にとっては大したことじゃなくても、自分には

心が張り裂ける程、死に匹敵するほどのものもある。

苦しみや、悩みや、迷いや、憎しみ、哀しみ、それと

向き合うのはとても辛いことで、耐え難い痛みです。

だけど、逃げなくていいんです。これらの感情は

自分の中にあっていいんです。ない人なんていない。

ある物として受け入れていいんだと思います。

そういう深い暗い想いを持つからこそ、優しさや

幸せを、もっともっと暖かく感じることができるから。


次は、ガリレオシリーズ長編「容疑者Xの献身」です♪


**07年秋・月9『ガリレオ』**

1話2話3話

**東野圭吾作品・感想ログ**

手紙(読中ログネタバレ)、探偵ガリレオ、予知夢

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