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相棒(歌の絆)

今週分。いやはや、ものすごい内容でした。

2時間ドラマの題材でも良かったと思います。

人気ロックバンドのボーカルが他殺で見つかり

真剣交際中の女性が「犯人です」と自首する。

でも、どうにも誰がみても決定打に欠ける彼女。

男の周辺を洗ってみると、たくさんの縁が出てきて

どれが本線なのか、手繰りようがないほど。

その中で、デビュー前のバンドに目を付けた右京さんは

さくさくと、盗作疑惑→自殺→移植の線を詰め始める。

案の定、現在の彼女は心臓移植で助かったレシピエント。

一方、殺された男が、デビューのきっかけとなった曲を

結果的に盗んでしまったのが、自殺した前のバンドメンバー。

ホントは、盗むつもりもなかったし、もちろんその友達の

ことも新しいメンバーに入れるつもりだった、だけど……

できなくて、悔しくて、ちょっと欲にも目がくらんだかもしれない。

その後、カリスマに祭り上げられて、売れて、もてて

どんどん輝いてく自分に、酔っていたかもしれない。

だけど、彼女に巡り会えたことで、自分を取り戻し

罪悪感を感じ、例え全部失ってしまっても謝罪して

本当の姿で生きたいと、願った。そしたら、今度は

今の自分を一緒に作り上げてきた、もう1人の影の自分に

とって、それは「やっと掴んだ夢の破壊」となってしまった。

謝りたい、このままじゃ歌えない、彼女と向き合えない。

その気持ちは、すごく大事だったんだけど、ちゃんと

もう1人の自分とも時間をかけて話し合うべきだった。

自分を作り上げているのは、自分だけじゃないんだと

芸能人なら、その自覚が必要だった。多くの人に

支えられ、また、自分が輝くことで、彼らや彼らの家族も

生きているんだと。しがらみと言う人もいるかもしれない。

だけど、簡単に断ち切ってはいけない。ちゃんと説明して

理解して、その後を考えて、納得してからじゃないと

「引退」とか言えないんじゃないかな……と、私は思います。


もう1人、自殺してしまった、歌の持ち主の彼女。

売れに売れてる昔の親友を、心の底から憎みながら

でも、押さえに押さえて、移植された心臓の持ち主で

ある女性の幸せを、見守ることが、自分の幸せで

恨みを忘れて普通に平穏でいたかったのに、歌が

彼女を引き寄せ、憎いアイツに出逢わせてしまった。

そこから戸惑いや苛立ちが込み上げて、ついに

言ってはいけない、ドナーとレシピエントの関係を

その過去を明かしてしまう。言ってしまったことを悔やみ

だけど、彼女に幸せになって欲しいから、どうしても

止めたくて、許せなくて、押し掛けてしまう……。

彼女たちにも、じっくりと話す必要があったんだと思う。

ボーカルの彼は、自分が変わろうと苦悩していることを

話し、謝罪し、お墓参りに一緒に行けば良かった。

その姿をみたら、憎しみも少しずつ薄れるかもしれないし

何より、彼女自身がようやく自分の為の人生を再開

できたかもしれない。若い頃は、即決即断即行が

大事な気がして、心を置き去りにしてしまいがちだけど

間違ってないか、見のがしてないか、立ち止まって

話せる人がいたら聞いて貰って、意見を聞いたり

話すことで自分の考えをまとめることも必要だと思う。

だから、心を許せる人に出会えたら、その人を大事に

して、その奇跡に感謝しなきゃいけない。

「相棒」の二人は、すごい良いパートナーですよね。


・○・「相棒」07秋シリーズ・○・

裁判員制度第3の男ミステリー作家タクシー白いシャツ

歌の絆

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