« 相棒(タクシー) | トップページ | 京都地検の女(電報) »

浅田次郎 新選組読本

久しぶりに電車に乗って出かける用事があって、電車の中で

読む本は何がいいかなぁと、本屋で30分以上、探して、もう

そろそろ出発しなきゃ、でもまだ決めてない!ってときに

目に飛び込んだのが、この本で、ちょっとめくって、すぐレジに

持っていきました。思えば、私と浅田作品との出会いは

「鉄道員」で、それを初めて読んだのも、新幹線の中でした。

その辺のお話、感想は、こちらをご覧下さい。→鉄道員

浅田次郎新選組読本 文春文庫
浅田 次郎/文藝春秋編
税込価格 : ¥680 (本体 : ¥648)
サイズ : 16cm / 277p 図版16p
ISBN : 978-4-16-721781-5
発行年月 : 2007.9
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

インタビューや、対談、イラスト、地図などが掲載されている

新選組読本、です。作家さん同士が、新選組について語る

のを読むという機会は、あまりないですよね。自分が小説を

書くために集めた資料や、考察から、イメージがどんどん

ふくれあがっていきます。浅田さんの「壬生義士伝」の元に

なっているのは、子母澤さんの「新撰組始末記」なんですが

……私、今回、この読本を読むまで、子母沢さんの始末記は

史実だと思っていました。こっちもまた、かっこいいところは

ほとんど作り話だったなんて~(哀)--史実が、はっきり

してないからこそ、作家さんたちは、自由に描くことができ

読者もまた、それぞれの新撰組を想像することができる。

じゃあ、ホントの新撰組って一体なんだったのか。彼らが

いなくても、明治維新は進んだし、大政奉還にもなった。

事実、歴史上、そんなに重要ポイントでは無いのに

どうして、こんなにも心を捉えられてしまうんだろうか。

古今東西、ヤンキー軍団は目立って不思議にもてる。

一見、悪っぽくみえる奴らは、バカかもしれないけど

芯が無いわけじゃない。やることなすこと、目立つのが

大好きで、揃いの羽織を着て、我が物顔で京を歩く。

威勢のいいこと言って、ケンカっぱやくて、いつのまにか

藩お抱えになってしまい、見栄っぱりの余り、引き際に

上手に退けなくて、五稜郭まで辿り着いてしまう。

帯にも書いてあるんですが、彼らは、決して英雄ではない。

現代人と何も変わらない、等身大の普通の人間です。

この読本を読んで、少し分かってきたかもしれません。


文中で、浅田さんも語っていますが、盛岡の街並みは

ほとんど変わっていません。つい先日も、バスに乗り

石割桜のある裁判所→擬宝珠のついた上ノ橋を通り

紺屋町→肴町まで歩き用事をこなして、買い物をして

中の橋を渡り、盛岡城跡公園前→明義堂(現仁王小学校)

前を通過し、盛岡駅まで戻ってくるルートを辿りました。

八幡宮と高松の池を通れば、もう壬生義士伝ツアーです♪

この街並みや通りに、たくさんの人の人生が刻まれていると

考えると、県庁所在地なのに、こんなにもコマコマして

面倒なこの土地に、なんか不思議な愛着がわきます(笑)


年末になると、渡辺謙さんの10時間ドラマを思い出します。

もう6、7年くらい前になると思うんですが、この本の口絵に

渡辺さんと浅田さんの隊士姿のツーショットお写真も♪

渡辺謙さんと並んで、小さく見えないってことは、浅田先生も

けっこう長身なんでしょうね~。そろそろ、盛岡では文士劇の

時期。高橋克彦さん、浅田さん、内舘さんなど、作家さんが

小さな劇場の舞台に上がります。地元人もチケット取れません!

年始あたりにBS放送されると思いますので、待ちましょう~。


浅田次郎作品過去ログ

◎鉄道員->ネタバレ

◎天国までの百マイル->ネタバレ(其の壱其の弐

◎壬生義士伝->

ネタバレ(其の壱其の弐其の参其の四其の五其の六其の七

◎椿山課長の七日間->読中ログ1読中ログ2ネタバレ1ネタバレ2

◎地下鉄(メトロ)に乗って->読中ログネタバレ

◎中原の虹・第一巻->26ページ163ページ読了

◎中原の虹・第二巻->50ページ120ページ

◎浅田次郎 新選組読本->感想

|

« 相棒(タクシー) | トップページ | 京都地検の女(電報) »

浅田次郎作品」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/136751/17078907

この記事へのトラックバック一覧です: 浅田次郎 新選組読本:

« 相棒(タクシー) | トップページ | 京都地検の女(電報) »