« ガリレオ(5) | トップページ | 相棒(タクシー) »

千里眼(完全版)/松岡圭祐

有名なシリーズですが、自分でも意外なことに

手に取ったのは初めてです。読みたいなぁと

ずーっと5年くらい思っていたのですが、思ってる

うちに巻数が増えてしまって、どれが1冊目か

分からなくなってしまっていましたので、今回

「完全版」として大幅改稿出版されたこの機会を

逃さず、読んでみました。

千里眼 完全版 角川文庫

松岡 圭祐
税込価格 : ¥660 (本体 : ¥629)
サイズ : 15cm / 452p
ISBN : 978-4-04-383606-2
発行年月 : 2007.9
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

臨床心理カウンセラーとか、戦闘機F15とか、すっごい

わけわかんない世界の話なんですが、作家さんの

文脈がとても読みやすいので、置いて行かれるという

感じが全くなく、臨場感もあり、自分の鼓動が早すぎて

外の音も聞こえないっ!というほど集中して読みました。

作者さんの大幅改稿にて、世界観が、現代社会に調整

されているのですが、不景気で、格差社会で、異常な

犯罪が増え続け、国会は荒れて、未来の不安が募る。

その不安につけ込んで、カウンセリングを利用して

人間をロボットのように操り、最終的には国家を狙った

テロリスト。彼らにとってはクーデターで、成功すれば

革命と呼ばれるものになる。具体的に、彼らがどんな

世界を目指しているのか、それは分からないけど

たくさんの人の命を犠牲にして立ち上げた国家には

きっと反対勢力が持ち上がって、戦争が絶えない国に

なってしまうような気がします。

そんなことをしなくても、個人個人の世界が変わるのは

そんな難しいことじゃないとも思う。自衛官として苦悩する

岬美由紀が、被災地で「千里眼」と呼ばれる先生に

出逢ったこと、それこそが彼女の革命だったのだし

人は自分で気がついて変わることができる生き物。

心をロボトミーや宗教で、強制することはできない。

それほどの何かが「千里眼」の過去にあるんでしょうね。

完全版シリーズにて、これから追っかけたいと思います。

次は「蒼い瞳とニュアージュ(完全版)」か

そろそろ覚悟を決めて「流血女神伝(最終巻)」かな。

|

« ガリレオ(5) | トップページ | 相棒(タクシー) »

半身浴で読書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/136751/17065313

この記事へのトラックバック一覧です: 千里眼(完全版)/松岡圭祐:

« ガリレオ(5) | トップページ | 相棒(タクシー) »