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モップガールep4

救えなかった。その上、救いもない。最初に

救いたいと思ったのは、メイド喫茶のマリちゃん。

彼女を救うために、不眠で奔走したのだから

その結末は間違いじゃなかった。間違いがあったと

するならば……最初の思いこみだったんです。

「ストーカー無理心中事件」と決めてかかってしまった。

ようやく真実が見えたところで、変えられたのは

マリの運命だけで、世間一般的にはストーカーと

呼ばれる存在に間違いはないけど、純真すぎる

正義感の持ち主の青年の運命は変えられなかった。

後悔のうずまくモモコの心には、まだ届かない

かもしれないけど、塚田自身は、自分がマリと

お近づきになりたいとか、どうこうなりたいとか

そんなことは望んでいなかったし、彼女を守りたい

彼女に救われた恩返しがしたい、その願いは

ちゃんと全部叶えられたんです。悔いはない。

お母さんも、加害者として無言の帰宅をした息子より

女性を詐欺師から守りきったナイトとして帰り、その

事実をモモコが全部見ていてくれたことに、とても深く

感謝していた。マリは、騙されていたと分かっても

彼女の心意気を貫く。ヒロキを支えたい、と。

視聴者には皮肉すぎるエンディングなんですが

彼女がこう言い出すということは、彼女が根っから

本当に心のキレイな女性であるという証拠です。

ここで、どうしようもないヒロキを見捨てる女でなく

公園で気落ちしていた塚田に笑顔で接した時と同じ

本当に芯と真心のある強く優しい女性だと思います。

改心してくれればいいけどね、どうでしょうか。

モモコは、変えられなかった自分の力の無さを悔い

塚田の心に最後まで全然気づけなくて、結果

失ってしまい、謝ることもできなくて、苦しみ泣く。

受け継いだナイト。自分には貰う資格は無い……。


本家・米ドラマ「トゥルーコーリング」でも、シチュエーションは

全然違いますが、何度戻って頑張っても、同じ人が死んでしまい

ぐるぐるぐるぐる回り続けて、結局、その人が救って欲しかった

のは自分じゃなくて、重病の娘で、その娘に、自分の臓器を

移植してくれ……というのが願いだった、というストーリーが

ありました。主人公にやりきれない想いは残るんだけど

その人の心からの願いは叶えられて、きっと感謝している。

例えそれが、家族の望まない、自己満足な結果であっても。


人は、真実、他人を救えるのだろうか。傲慢だろうか。

それは神の領分なんだろうか。傲りだろうか。

「救いたい」という心ではいけないのかもしれない。

結果として「救うことになった」のなら、それは

感謝されることじゃないよ、と言えるし、お礼も

受け取れるけど、最初から「救いたい」と思って

成し遂げたことは自己満足(エゴ)であって

謝礼や賞賛はもちろん、感謝も望んではいけない。

だって、やりたくて勝手にやっただけなんだもん。


=07秋ドラマ『モップガール』感想ログ=

1話2話3話、4話

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