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隣の百合は白(彩雲国物語)

巻末のショートストーリーでシュウエイも不思議がって

いましたが、私もずっと同じことを思っていました。

「あの黎深の奥さんって一体、どんな人!?」って。

彩雲国物語 角川ビーンズ文庫 隣の百合は白
雪乃 紗衣著
税込価格 : ¥540 (本体 : ¥514)
サイズ : 15cm / 287p
ISBN : 978-4-04-449915-0
発行年月 : 2007.11
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

なんのことはない、事実上の紅家当主なのですね。

旦那にかまけてる暇などない。っていうか、旦那が

あれなので、奥さんがなんとかしないと紅州の民が

危ないという、常に吏部状態なのですね……。

身の上は、ものすごい御方でいらっしゃいました。

劉輝と静蘭のおば様であり、紅家三兄弟の従姉です。

本当であれば、王家に生まれた姫は、ヒョウ家に入り

異能があれば巫女となり、異能が無ければ有力な

貴族に嫁ぐようです。もしかしたら、珠翠は

劉輝のお姉さんにあたるのかもしれません。

彩八家からそれぞれ娘が嫁いで公子は6人で

その他2人はきっと姫を授かっているんでしょう。

で、ヒョウ家から、薔君を攫ってくるとき、紹可は

珠翠も連れてきたんじゃないかと思われます。

黎深と百合姫は、けっこうな近親婚なので

おそらくこれからも子供をもうける気はないし

黎深の気まぐれで拾われた(攫われた)にしろ

2人にはコウユウがいるから、ちっとも寂しくない。

コウユウは、人生2回ひっくり返るくらいの革命を

味わって、それでもやっぱり黎深を親愛している。

百合姫を慕い、どうしようもない当主(養い親)を

一番身近で最低最悪だと分かりつつ、離れられない。

なんていう番外編を、ここでもってくるあたり作者さんも

編集者さんも、ものすごくニクイことをやってくれますね。

次の本編は、そのコウユウと黎深と紅家の絆が問われる

物語になるのが、もう分かっているのにっ!

シュウエイは、家ではなく、兄弟でもなく、王を選んだ。

コウユウは……どうだろうか。いえ、読者には答えだけは

もう差し出されているんです。1巻の巻末に、王の側には

シュウエイ・コウユウ・秀麗・静蘭が残ることが分かっている。

どう選ぶのか、……コウユウが選んだとき、黎深は

どうするのだろう……。--でもまぁ、黎深は、秀麗が

王を選んだ時も、特に変わることはなかったし……。

結局、紹可と秀麗が王につくなら、たぶん渋々……?

なんにせよ、百合姫とコウユウと黄奇人の人生は

黎深の為にものすごーく、狂わされたんだなぁ、と。

黎深と龍蓮、頭のいい変人2人に、これほど慕われる

秀麗に、手を出そうとする劉輝とかヒョウ家とかが

ものすごく不憫に思えてきます。無事で済むかなぁ。


◎彩雲国物語、感想ログ

心は藍よりも深く(2005.10.04)、光降る碧の大地(2006.01.30)

藍より出でて青(2006.04.02)、紅梅は夜に香る(2006.08.30)

緑風は刃のごとく(2006.09.30)、深き眠りの水底で(2007.02.07)

鈴蘭の咲く頃に(2007.07.29)、白虹は天をめざす(2007.08.30)

隣の百合は白(2007.10.29)

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