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鈴蘭の咲く頃に(彩雲国物語)

ザ・スニーカー増刊号、小説雑誌「ザ・ビーンズ」より

彩雲国物語、ショートストーリー感想です。軽度ネタバレ?


静蘭が清苑公子と呼ばれていた頃の、王宮のお話です。

この静蘭という名前を付けたのは、秀麗のパパママだと

思うんですけど、この名前にも、意味があったんですね。

鈴蘭の君と呼ばれていたのは、静蘭のお母さんです。

そして、秀麗やたくさんの国民が苦しんだ、悪夢のような

8年間。公子たちが争い続け、国が荒れまくった内乱。

そのきっかけとなった王の病。これの仕掛け人が発覚。

ものすごい驚きです。現在の静蘭も、今はその真実を

把握しているらしいですが、当時の清苑が、気が付いて

いたら……、事態は変わっていて、シュウエイは清苑の

側近として近くにいて、藍家の3人も王に仕えていて

全然違う彩雲国物語が出来ていたんだなぁと……。

この短編で、静蘭の過去をちょこっと垣間見た後

本編を最初から読み直すと、彼の意味ありげなのに

真意がわからない言動に合点がいくように思います。

私が一番に「そういう意味だったのか」と感じたのは

静蘭が劉輝を、藍龍蓮の元にわざわざ連れて行くシーン。

挨拶、面通しにしては、なんか雰囲気が違う。なんか

もっと意味ありげなのに、その真意が分からない……。

そう感じていたんですが、ものすごい意味があった。

あれは、昔自分が犯してしまった失敗を、繰り返さないため

絶対やっておかなきゃいけないことだった。例え、その後

どういう流れになるのだとしても「会いに来た」という事実を

残して置いて、マイナスは無いんです。その事実がどうとか

そういうことを置いといて、劉輝と龍連は、勝手に意志疎通

して、勝手になんとなく仲良くなっていったりするんですが(笑)

その他にも、たくさんあるんだろうし、静蘭の過去半分は

まだ彼とエンセイと作者さんの中に眠ってるんでしょうね。

たぶん、読者が簡単に触れられる内容の過去ではない。


彩雲国物語、最新刊は、9/1発売予定♪


◎彩雲国物語、感想ログ

心は藍よりも深く(2005.10.04)、光降る碧の大地(2006.01.30)

藍より出でて青(2006.04.02)、紅梅は夜に香る(2006.08.30)

緑風は刃のごとく(2006.09.30)、深き眠りの水底で(2007.02.07)

鈴蘭の咲く頃に(2007.07.29)

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