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心霊探偵八雲6

後半、あるいは第二部スタートって感じでしょうか。

晴香は「相変わらず」と表現する八雲だけど、内面的には

晴香の激情に促されながらも、だいぶ成長しているようです。

心霊探偵八雲 6 失意の果てに
神永 学
税込価格 : \1,100 (本体 : \1,048)
出版 : 文芸社
サイズ : B6判 / 434p
ISBN : 4-286-00004-4
発行年月 : 2006.12
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

身内を失うかもしれない恐怖や、身内を失った絶望にも

負けない、自分が生きることに対する執着、精神の強さ。

誰にでもいずれ訪れる死だからこそ、己で生を全うする。

そのことが、一心さんの訴え。自分らしく生きること。

一度は、自分自身の檻に捕らわれそうになったけど

晴香の言葉というより、泣くほどの想いを目の当たりにして

独りじゃない、自分だけの問題じゃないと、自分の中で

考えがまとまってもいないし、もちろん答えも分からないけど

途中経過を不器用に話し出す八雲が、かわいいなぁと。

自分の想いを誰かに話すということは、人を信じてなかった

八雲にとってはスゴイことなんですよね。まだまだ、全部を

信じてるわけではない。それでも、欠片だけでも、話せる

誰かがいるということは、その存在があるだけで、それは

支えになるんだと思います。

本格的に、そうなってしまうと、変態幽霊パパの狙いも

本格的に晴香に向くことになるので、そう気づいた八雲や

晴香が、無理矢理距離を置こうと、精神面で四苦八苦して

結局、それがお互いの想いを近づける結果になる……

なんて様子が目に見えるようですが、そうなるのは、まだ

当分先の話でしょうか(笑)

事故や、突然の病で生を奪われた人の無念は、人それぞれで

私が計りようのないものだけど、本人や周囲が分かっていたことで

それを受け入れていたなら、悲しむことはないと思うのです。

楽しかったこと、ここにいたらどんな顔するだろうねって

時々、思い出して、話して、笑って、それでいいと思う。

だけど、変態幽霊パパは、きっと相当無念な亡くなり方を

してしまったんでしょうね。どんな真実・経緯だったとしても

同情されることなんか、絶対微塵も望んでないでしょうけど。

今のところ七瀬美雪だけが知ってる真実?

彼女も脱走したのか、はたまたホントに死んでしまったのか?


作者さんは、八雲を描く力量が足りてない……とあとがきで

書いていらっしゃいますが、そういう部分もチラッと感じましたが

でも、文脈はすごくスムースで、漢字とのバランスも良くて

とっても読みやすかったです。あまり堅苦しくならない方向に

神永さんらしく、成長して下さい。なんてのは、読者の我が儘?


心霊探偵八雲、感想ログ→1巻2巻3巻4巻5巻、6巻

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