水10※ハケンの品格(7)
森美雪、こういうときこそ「プライド」を持て、保て、捨てるな!
誰の名前でもいい企画なんか、起こすんじゃない。
他の頑張った社員に対して、失礼だ!……と私は思う。
どんなに成績のいい営業マンも、どんなに冴えない地味なOLも
企画書という紙の舞台に上がったときは、横一列なんです。
年齢も、性別も、経歴も関係ない。だから、社内コンペなら
ナンバー制で、発案者名は見えないようにするべきだよね。
この先、この企画案が巻き起こす騒動は、まだ続きそうです。
東海林さんは、あの企画を自分の名前にすれば親友を、
美雪の名前にすれば部長を、裏切ることになる。どうするか。
スーパー派遣・大前春子作成の素晴らしい企画書であり
発案もシンプル&斬新で、意外性もあり、おそらく勝ち残って
いくことになるでしょう。自分の企画書だからこそ、落ちるまで
負けるまで、最後まで責任持って、育てて欲しいなぁと思います。
ドラマは途中から、この企画書から少し離れまして、森美雪の
進退問題に……。こうなることを見越していて、里中の甘さでは
美雪を守りきれないことさえも、分かっていた春子は「お手本」と
道場の子供たちと東海林・里中の前で、駆け引きを披露します。
剣道で勝ったのは部長だけど、ドラマの展開で勝ったのは春子。
勘違いしてはいけないのは、春子はこの先続くだろう泥沼も
見越していて勝負を持ちかけたということです。どうするつもりか。
甘さがたたって里中が飛ばされれば、自分の部署もあやしくなる。
そうなっては、お時給が貰えないから、助けてあげるのかな。
勝ち方を教えてあげるのかもしれない。……違うなぁ。
春子は、勝つことを大事にはしていない。負ける必要があって
負けても自分に不易でないのであれば、よろこんで負けている。
「負けない方法」かもしれませんね。一番ずる賢いのかも(笑)
でも、一度っきりの人生だから、誰にも譲れないことがあって
我が儘になって、なりふり構わず、ぶつからなきゃいけない時も
絶対ある。エリート街道の岐路にいる正社員なら、なおのこと。
受け入れて、飲み込んで、消化して、左遷される覚悟を持つ。
それだけの覚悟を持って望めば、結果はどうであれ後悔は無い。
関係無い話になりますが、もしこれを読んでる学生さんや
OL修行中の方がいたら、企画書についてアドバイスです。
春子の言った「3つのT」も大事ですが、企画書には個性も
大事です。変に先輩の企画書や、本や資料にとらわれず
迷ったら、学生時代の国語や美術の授業を思い出して下さい。
学生時代、作文や絵画で、どうしようか迷って悩んだでしょう?
同じです。企画書だと固くならず、伝えたいことを
どう表現するか、そういう方向で試行錯誤して下さい。
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