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喪の女王(5)流血女神伝

表紙、芸術作品と言ってもいいくらい、良い出来ですね~。

いやぁ、こういうの好きです。フードの中から宝石のように

光るエドの目は、本当に獣のようで、ただ必死に生きることを

求めている。それに真向かうサルベーンの瞳は、人の目です。

神の側にありたいと思い、でも答えてくれない神に対し

憤りを覚え、今度はシリク(エド)を倒し、女神(セーディラ)を

実力で奪おうという、人の欲、生きる姿、そのものだと思います。

喪の女王 5 (コバルト文庫 流血女神伝)
須賀 しのぶ
税込価格 : \560 (本体 : \533)
出版 : 集英社
サイズ : 文庫 / 289p
ISBN : 4-08-600874-2
発行年月 : 2007.2
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

信仰とは何だろう……、神とはなんだろう。ザカルエフィとして

世界の舞台に押し上げられ、たくさんのものと向き合ってきた

カリエ。傭兵王の子供として生を受け、カリエと旅し、いつも

実力で這い上がってきたエド。亡国の皇女と、傭兵王の子供と

いう、ものすごーくロマンチックな立場とは裏腹に、兄妹のような

二人の間には、恋愛はなく、ただ信頼にのみ成り立っている。

エドもセーディラをまるで我が子のように守り、その心力と

培ってきた実力で、とうとう師であるサルベーンに打ち勝つ。

さて、サルベーンはこの後、どうなるのだろう。彼の場合、死の

鳥が現れたら「やっと会えた」と、喜んでついていきそうだけど

たぶん女神も須賀さんも、そうはさせない。きっとまだ続く。

ラクリゼに一発ぶん殴られれば、たぶん目が覚めるはず(笑)


ガンダルク、タイアーク、リトラ。3つの王宮では色んなことが

蠢いていて、ここから最後に辿りつくまで激動になりそうです。

戦況的にはバルアンの勝ちが既に分かっています。どう勝つか

勝って何を失うか……。ルトヴィアはどうなるのか、あれほど

頑張っているミュカはどうなってしまうのか。危篤というドーン。

ここで、このタイミングでグラーシカが戻れば、彼女も危ない。

--そう、カリエは、ネフィシカの元にいるのが一番安全。

でも、たぶん逃げ出す。ドーンの元へ行くのかな、行きそうだな。

ミュカは既に皇位継承権を失っている。ドーンに皇子はいない。

せめてもう一人、皇帝が必要なんです。カリエ自身も驚くほど

その身体は未だに少年のような姿のまま……。アルゼウスは

失踪扱いのまま--。もしかしたら、これは返り咲くかもしれない。

もしかしたらエドも、遠い昔思い描いた最高の地位に辿り着けるかも

しれない。なんか、ものすごい方向に物語が動くかもしれません!


◎須賀しのぶ作品感想ログ

流血女神伝->喪の女王(1、、5)

ブラック・ベルベット->緋の眼(読中ログネタバレ

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