中原の虹(二)150ページ
浅田さん、まだまだやってくれます!
今度は、日本に亡命した梁文秀と、妻・玲玲(春児の妹)の登場です。
しかも、子供がいる~。春児の甥っ子なんですね~。
だんだん相関図の線が繋がってきました!
隠居生活というか、あれだけの地位に居た人が、学校の先生なんて
環境の変化とか、そんなもんじゃ済まない、私なんかが推し量れない
大変な苦労だろうと思います。……でも、そもそも文秀は、高官に
なりたかったんだろうか……。白太太のお告げのまま、辿ったけれど
郷里に居た頃の、小爺は、そんなことを切望していたようには
全く見えない。ほいっと受けた郷試で、ひょいっと合格してしまい
その後、トントントンと階段を上がっていっただけのような気がする。
意外と、こんな小さな家で、あったかく家族と過ごすことも
彼の望みだったんじゃないかなぁ、なんて思いました。
紫禁城では、宦官たちが結束して、西太后と幽閉中の光緒帝を
繋ぐホットラインを開設(笑)いや、笑うところじゃないんだけど
世間に名の通った西太后の側近たち(地位も高い人たち)が
こっそり、西洋の機器に四苦八苦してる様を想像したら……(笑)
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