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人質カノン/宮部みゆき

短編集です。宮部さんの短編は初めて読んだかも。

長編作の勢いと迫力を知っていると、なんだか物足りない感じもしますが

心に残してくれる思いは短いからこそ印象も深くなるのかもしれません。

人質カノン (文春文庫)
宮部 みゆき
税込価格 : \540 (本体 : \514)
出版 : 文芸春秋
サイズ : 文庫 / 317p
ISBN : 4-16-754904-2
発行年月 : 2001.9
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

表題作「人質カノン」もし、自分が深夜のコンビニで強盗に出くわしたら

どんなことを考え、行動するだろうと、ちょっと想像してしまう作品。

コンビニという不特定多数がいて、お互い誰も知らない間柄という

特殊な空間で繰り広げられる、事件とミステリーと人間模様。

こういう作品は、作家や文章を書く人に、色々影響を与えると思います。

「十年計画」人から聞いた話です、と始まる女性タクシードライバーと

乗客との会話は、この短編集の中で、私が一番気に入ったお話です。

20代の頃、あんなこと、こんなこと思って始めたことなのよ。

でも30年たったら、こんな昔話になっちゃった、おかしいでしょ?と

たまたま乗り合わせた乗客に、ものすごい暴露話を聞かせてくれる

ドライバーさん。こういうの短編ドラマにしてくれないかな~なんて。

その他、短いし迫力も無いけど、身近で考えさせられる短編集です。

売れるか、売れないかで言ったら、たぶん売れない本でしょうね。

でも、なんというか・・・考えるべき点がいっぱいあって

国語(現文)の試験の出てきそうな、使えそうな短編集でした(笑)

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