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緑風は刃のごとく(彩雲国物語)

2ヶ月続けて、彩雲国物語の新刊が読めるなんて、そりゃもうとても

嬉しかったりするのですが、この後半年とか間隔あくなら、普通に

3~4ヶ月に1冊のペースで良かったんじゃないかと拗ねてしまうので

できれば、年末年始くらいにでも、次巻か短編集が読みたいな~

なんて、思ってしまうのは、やっぱり欲張りでしょうか・・・。2ヶ月

連続刊行は死ぬほど大変だったみたいですから、雪乃先生には

ゆっくり休んで充電して、良い作品を届けて欲しいと思います。

彩雲国物語 (角川ビーンズ文庫)
緑風は刃のごとく

雪乃 紗衣
税込価格 : \500 (本体 : \476)
サイズ : 文庫 / 255p
ISBN : 4-04-449912-8
発行年月 : 2006.10
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

前巻とセットになる「冗官編/タンタン編」

名前は一流名門貴族の一の姫だけど、庶民派の秀麗。

家は金持ち(だった)ボンボン育ちで、やる気の無い諏芳(タンタン)。

名前も身分も気質もしっかり名門貴族の清雅。

私は、この3人のバランス、ものすごくおもしろいと思いました。

事件の中身の裏付けを取るとき、秀麗と清雅は、本当に見事に

お互いのやるべきことを分けて、効率よくかき集めていった。

頑張る秀麗が足元を救われそうなギリギリラインを、タンタンは

しっかり見極めて、気づかれないよう最低ラインを守っていた。

清雅とは、これからもガツガツぶつかっていくことでしょう。

でも、それでいいと思う。甘さをガツガツ言ってくれる人がいなきゃ

秀麗はどこかでくだけてしまう。清雅は厳しいし、表裏ありありだし

人を騙してなんぼじゃってところがあるけど、監察御史として

その機敏さ正確さ非情さは、見事です。彼は、私利私欲の為に

誰かを蹴落としてるわけではない。あれだけの性質になるには

きっと、もっと奥深くに、それなりの覚悟があるからなのだと思う。

正直に言えば、私は清雅のような人が嫌いじゃありません。

今まで「愛され度・飽和状態」の秀麗だったので、彼や上司たち

みたいのが、ちょっとやそっと出てきてもおかしくないし

それで普通。・・・そうだね、タンタンの言うとおり、静蘭や劉輝は

普通の成年男子としては異質なのだと思う。やっぱり王子気質。

ついでに(ついで扱い・・・)、劉輝の色々画策して、決めた一手。

「妻は娶るが一人だけ」は成功したと思います。これは、たぶん

ここまで彩雲国物語を読んできた人なら、もう分かったんじゃ

ないかなぁと思いますが、読みたい方は反転して読んで下さい。

1巻の特例措置、紅貴妃の後宮入りの記録を正式な記録として

尚且、離縁をしてないことにした。というか、たぶん王の離縁は

認められていないんじゃないかと思われます。

死ぬかなんらかの処罰での退去しかないんじゃないかと・・・。

そうすると、秀麗一人を既に娶っているので、後は受付拒否。

秀麗の話に戻りますが、御史台長官・皇毅が言ったことは

脅しではないでしょう。秀麗にとっては、これから、精神的にも

肉体的にも苦しい道になると思います。でも、それしかない。

贋作・偽金鋳造・塩、この根元と、その利益の流れを秀麗は

きっと自分で掴みたいと思ってるはずだから、ぶつかっていく。

おそらく既に女の秀麗にしかできない仕事もあるような気がします。

皇毅は秀麗のことを、たぶん意外と気に入っています。自分で

「来るなら来い」と声をかけるくらいに。私が怖いのは、桃仙人の

方ですね・・・。こっちの方が、人が見えないというか、不安です。

これまで、真っ直ぐで未来に向かって輝けるような物語を紡いできた

彩雲国シリーズですが、ここからは、ドロドロなことや、割り切れない

ことや、秀麗がどんなに尽くしても報われないことが続きそうです。

だけど、それがおもしろいのだと思う。それでも秀麗らしく、行けばいい。

この間にきっと燕青が、ケツから1番で追いかけて来てくれると思うから!

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くちづけでは長く、愛には短すぎて(されど罪人は~4)

本の感想の前に、少し。半身浴で読書を続けて、約1ヶ月。

汗をかいて、お肌の毛穴からゴミが出やすくなるとTVで見て

始めたのですが、確かに、毛穴がひきしまってきましたよ。

そして気づいたのですが、お風呂に入る前と入った後だと

背中の真ん中くらいまである髪がぬれているにも関わらず

体重が0.6~0.8kg減っています。半身浴しながら、1リットルもの

水を飲んでるのにも関わらず、です。すごい発汗量なんですね。

くちづけでは長く、愛には短すぎて (角川文庫
角川スニーカー文庫)されど罪人は竜と踊る 4

浅井 ラボ
税込価格 : \620 (本体 : \590)
サイズ : 文庫 / 342p
ISBN : 4-04-428904-2
発行年月 : 2004.1
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

され竜4冊目。今回のは5巻との続きものの長い厚い物語で

登場人物がけっこういっぱいです。故人は別として、おそらく

このいっぱいの登場人物が、それぞれの事情を抱えて、そのまま

おそらく一箇所に集まってくるものと思われます。本人は一時的

記憶喪失で、何故そんな事態になってるのか分からない少女を

中心に、その少女を助けて、好かれたばっかりに、いつもの如く

揉め事の一番中央を突き進んでいくガユスとギギナ。今回はもう一人

不思議な思考回路の不思議な立場の研究者を装う変な人も同行。

いや、もう、立場とか肩書きそんなのどうでもいいから、呪式が

使えるなら、どうかちょっと戦闘も助けてくれって言いたくなる。

たぶん、このキャラの性格は作者さんに似ているんじゃないでしょうか。

いつのまにか、徐々に、微妙な関係になっていくガユスとジヴ。

ギギナの言うとおり、攻性呪式士として異質なのはガユスの方。

いつまでたったって、安定した収入と、安心を家族に与えられる

存在にはなり得ない。そうなりたいなら、ラルゴンキンの誘いに

乗り、事務所を変えるしかない。そうできない、理由と意地がある。

それなら、ジヴの幸せを遠くから祈るしかない、と私は思うのだけど

ガユスは自分を苦しめるためにもがくもがく。男って面倒ねぇ。

ギギナは逆に生きている最大の幸福である、好敵手に出逢い

一度は敗北し、傷つき、それでも輝かしく戦いに挑んでいく。

それが正しいのか、何のための戦いか、疑うこともなく真っ直ぐと。

ガユスとギギナがあんなにも仲が悪いのは・・・あれほど悪い上

この上、悪くなりようがない状態で、バディが成り立っているから?

私の日本語も、この本の影響を受けて、そうとうひねくれてきました!

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月9!のだめカンタービレ♪

祝!私のイメージ通り、主演のだめ役:上野樹里ちゃん。

彼女しかいないと思ってました~♪

千秋は、玉木宏くん大抜擢!期待します!

何より、シュトレーゼマンに竹中直人さん(爆)

フジTVさすがです、おそれいりました!

期待していますが、音を壊さぬよう・・・

いや、壊す場面も含めて、こだわって欲しいです♪

-->フジTV→ドラマ→のだめカンタービレ

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災厄の一日(されど罪人は~3)

難解ライトノベル3冊目。既刊分、読み終わらないと止まらなくなって

しまったようです。7冊+過去編で8冊、でいいのかな?読むぞー!

普通の(?)攻性呪式士の日常と普段の仕事を描いた、短編集。

後味の良い短編が一個もないのが、かえってすごい。

大戦闘が無いのでギギナの欲求不満が溜まり、ガユスの嫌味も増幅し

本編は大戦闘とお偉いさん方の裏工作があるから、読者にとっては

バランスがとれて見えるのかもなんて、感じちゃったりなんかして。

災厄の一日 (角川文庫 角川スニーカー文庫)
されど罪人は竜と踊る 3

浅井 ラボ
税込価格 : \560 (本体 : \533)
出版 : 角川書店
サイズ : 文庫 / 286p
ISBN : 4-04-428903-4
発行年月 : 2003.12
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

今までの2冊は、ラストに向かうにつれて、どんどん状況が緊迫して

ねじくれて、欺瞞に満ちてきて、疑うどころか振り返る余裕も

頭をかすめることも無かく、今回の短編で「ん?そういえば」と

初めて思い当たったのですが・・・(ここまで前置き、こっから本題)

プロウス軽飯店、ホートンさんの占いって相当あたってる・・・?

ガユス!バカにしてないで、ちゃんと気を付けて聞いておきなさいっ!

「羽の残照」ビーンズAというコミック誌でマンガ化されたお話で

私が初めて「されど罪人は~」の世界に触れて興味を持った作品です。

小さな己の世界でもがく人々の皮肉と、人の気持ちで揺れ動く世界。

呪式のことも、世界の構造もよく分からなかったけど

人の姿、非常な世の中、正しい生き方をしてるヤツなんて

誰一人いないんだっていう、その人らしい描き方に惹かれました。

「道化の予言」後出しの勝利。まぁ、勝つと決めてかかるなら

勝負をしないで勝つことが一番なんだろうけど、生きる為に

仕方ないかもしれないけど、でも絶対褒められないし、賞賛も

されないよね。役所のサザーランさんの気持ちが分かったかも。

お役所って、やっぱり前向きは「清く正しく美しく」だろうから(笑)

「黒衣の福音」厄介な呪式士を一匹とりのがし、少女を守るために

戦ったのに、その少女に拒絶され、恋人に子供のように甘える

一番、後味が悪かった短編です。それでも生きてる、生きてく。

「禁じられた数字」ゲームがゲームにならない、こいつら怖いっス。

っていうか、ジヴが一番怖いっス。素人サイキョー。

「始まりのはばたき」偉い人たちの、いつもの裏工作。

伏線が多すぎて、手に負えないので、放っておきます。

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ナルニア国物語(ライオンと魔女)

ようやく仕事が楽になって、映画を見る余裕ができた~と思ったら

みたい映画が全部終わってました・・・。「ダ・ヴィンチ・コード」に

始まって「ブレイブ・ストーリー」や「MI3」「パイレーツオブ~2」

そして何より映画館のスクリーンで見たかった「日本沈没」。

かなしかりけり。まぁ嘆いてるうちにDVDになるでしょうから

更にそれ以前に見逃した映画を少しずつ借りてきてみています。

ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女


参考価格: ¥ 3,990 (税込み)
価格: ¥ 3,072 (税込み)
Amazon.co.jp

原作を読んだことがないので、全く知らない状態でみました。

細かい設定とか説明とか映像にできないものや

時間的に入らないものを、そうとう端折ってると思います。

大事な部分にスポットライトを当てて強く描いたんでしょう。

映画の作りとしては、それで良いのだと思います。その上で

ストーリーが筋通って見えればOK。他のファンタジー大作映画

(指輪物語など)と比べてしまうと、どうしても戦闘シーンの迫力は

弱くなってしまうのですが、それはそれでいいのだと思います。

強さだけの戦いの物語ではない。弱い者が誰かの為に

怖くても戦いに挑む物語なのだというメッセージだと思いました。

4人が仲良い姿のまま、森のランプに辿り着いて、クローゼットに

戻っていく姿。おそらく10年くらいナルニアを見守ったのでしょう。

その間、帰ろうと思わず、それどころか忘れてしまうほど。

それは或いは、彼らを留めるナルニアの魔法なのか・・・。

でも何年も国を統治して少年少女に戻った彼らの精神は

どういう状態になっているのか。疎開中の子供に戻れるのか。

そして、4人王と女王を失ったナルニアはどうなっているのか。

また、あえて戦争中のドイツを舞台にした、作者の意図は・・・?

戦争中でなくても、疎開先でなくても、クローゼットに飛び込む

エピソードはいくらでもあると思うのです。お父さんの写真を

空襲の中、取りに戻ってましたね・・・。キーワードはお父さん?

原作は・・・もし、時間と機会があれば読んでみます。おそらく

この原作、1冊目だけでは、おもしろさが1/7どころか1/14

なのだと思います。続けて重ねて物語を読むことで、前の話が

どんどん重要になってくるタイプのものだと思います。とすると

この1本目の映画も序章。伏線を見せただけなのかもしれませんね。

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灰よ、竜に告げよ(されど罪人は~2)

難解、ライトノベル2冊目です。1冊目で、呪式文章にも少し慣れた

(端折って読むことを覚えた)ので、前よりは気楽に読めました。

アンテナの方向がちょっとひねくれてるガユスと

アンテナの種類が人とは異なるギギナ。この二人が同じ言葉を

ハモるなんて天変地異だと思います。過去の事件が二人にって

どれほどの傷になっているか、私には全然はかりしれません・・・。

過去の話は、もっと後に語られているようなので、それまで色々

勝手に推測しておくことにします。ガユスとギギナ、この二人を

懐に収められたジオルグという呪式士が、ものすごく

器の大きな人だということは、間違いないと思います。

・・・そうじゃなかったら、この二人以上の、鬼畜で性格破綻者・・・?

灰よ、竜に告げよ (角川文庫 角川スニーカー文庫)
されど罪人は竜と踊る 2

浅井 ラボ
税込価格 : \680 (本体 : \648)
サイズ : 文庫 / 459p
ISBN : 4-04-428902-6
発行年月 : 2003.6
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

ズオ・ルー=レメディウスというのは、なんとなく分かってしまいました。

最初の取引現場の中で、レメディウスが生きていると確信がありました。

ウルムンを救うため、今苦しんでいる人を助けるため、崇高すぎる理想と

その為に失ってきた者たちの復讐の為、憎むべき根元を取り除こうと

不確定要素を全部ふまえたギリギリのチェルス(チェス・将棋)を

組み上げて、成し遂げたレメディウス。自身がその正義の為に死ぬことも

民衆が本当に願っていることは「革命」ではなく、安寧な生活だということも

分かっていただろうと思います。それでも、彼はやらなければ済まなかった。

ガユスとギギナは、たぶん彼個人の意地には共鳴したと思います。

でも、ジヴや己が生き続けることは譲れない。自分が生きるために

街を守ることも譲れない。可能な限り、悲しい涙が少ない方がいい。

例え、この国の首脳部が、とんでもない人喰い竜の集まりだとしても。

<宙界の瞳>、世界の鍵、とんでもないものを預けられたガユス。

これからも、食べていくための高給仕事じゃなくて、政府や禍つ式や

竜などに、つきまとわれそうです。元同僚・クエロ。彼女の動きも気になる。

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されど罪人は竜と踊る

お風呂でライトノベルに挑戦です。読みふけって、止まらなくて

のぼせるんじゃないかと思い、避けていたんですが「これなら大丈夫!」

という本をめっけました。読み始めて数ページ、ライトノベルではなく

化学の教科書を読んでるんじゃないかという、小難しい戦闘シーン。

どっちかというと、湯あたりより、頭の回路が目を回してのぼせそうです。

されど罪人は竜と踊る (角川文庫 角川スニーカー文庫)
浅井 ラボ
税込価格 : \650 (本体 : \619)
出版 : 角川書店
サイズ : 文庫 / 359p
ISBN : 4-04-428901-8
発行年月 : 2003.2
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

呪力を使い、何でも屋業(一発高給狙いの為、危険作業ばっかり)を

営む二人の青年。変態錬金術師(俺)のガユスと、戦闘民族ハーフの

美貌の戦士(俺の相棒)ギギナ。この二人が不本意に巻き込まれていく

命をすり減らすような戦闘と、その合間の穏やかな皮肉と喧噪の日常。

二人は、呪力を操る能力者、呪式士と呼ばれ、この呪式が、そりゃもう

脳味噌ひっくりかえるような大変な化学変化の連続で、日本語で縦に

その反応式を書くって言ったら、そりゃもう想像つきますでしょう?

大変なことになるわけです。ほとんど分かってませんが、結果こういう

状態になって戦ってたり、相手にそういう影響が出るのね、と端折って

読みました。彼らがそれぞれ背負う過去の影、現在の状況、そして

とりまく世界の姿。不条理で、納得できなきなくで、文句ばっかりで・・・。

どこの世界もそんなもんよね、なんて深みにハマってしまう。

これも現実逃避かもしれませんね。私の今の世界が嫌で一時でも

異世界の中にいたいと妄想してしまう。でも、異世界の世界を

読み解きながら、学ぶことだってあるんだよ、とはっきり言えます。

ガユスとギギナは、時々お互い傷つけ合ったり罵り合ったりするけど

本気で相手を裏切ることはないし、相手の技量を信頼してないことも

絶対ない。・・・この小説読んでると、否定+否定=肯定みたいな

文章が癖になりそうです(笑)もうちょっと化学マジメにやっておけば

もうちょっと、この世界にのめり込めたかもなぁ~。

途中までは、ものすごく大好きだったんだけどなぁ、化学。

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人質カノン/宮部みゆき

短編集です。宮部さんの短編は初めて読んだかも。

長編作の勢いと迫力を知っていると、なんだか物足りない感じもしますが

心に残してくれる思いは短いからこそ印象も深くなるのかもしれません。

人質カノン (文春文庫)
宮部 みゆき
税込価格 : \540 (本体 : \514)
出版 : 文芸春秋
サイズ : 文庫 / 317p
ISBN : 4-16-754904-2
発行年月 : 2001.9
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

表題作「人質カノン」もし、自分が深夜のコンビニで強盗に出くわしたら

どんなことを考え、行動するだろうと、ちょっと想像してしまう作品。

コンビニという不特定多数がいて、お互い誰も知らない間柄という

特殊な空間で繰り広げられる、事件とミステリーと人間模様。

こういう作品は、作家や文章を書く人に、色々影響を与えると思います。

「十年計画」人から聞いた話です、と始まる女性タクシードライバーと

乗客との会話は、この短編集の中で、私が一番気に入ったお話です。

20代の頃、あんなこと、こんなこと思って始めたことなのよ。

でも30年たったら、こんな昔話になっちゃった、おかしいでしょ?と

たまたま乗り合わせた乗客に、ものすごい暴露話を聞かせてくれる

ドライバーさん。こういうの短編ドラマにしてくれないかな~なんて。

その他、短いし迫力も無いけど、身近で考えさせられる短編集です。

売れるか、売れないかで言ったら、たぶん売れない本でしょうね。

でも、なんというか・・・考えるべき点がいっぱいあって

国語(現文)の試験の出てきそうな、使えそうな短編集でした(笑)

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大神(レポート1)

ネイチャー・アクションアドベンチャーゲーム「大神」

大好きな平原綾香ちゃんがテーマソングということで

発売当時から気になっていて、中古で4千円切るのを

待っていたんですが・・・、安くならないどころか

全然、中古が出回らないので、新品購入致しました。

大神(OKAMI)


価格: ¥ 6,069 (税込み)
Amazon.co.jp

昔話のような、濃淡ある色彩墨汁で描かれた世界。

舞台のイメージはもちろん日本なんだろうけど

イザナギとかスサノオとか、日本書紀や古事記の神話時代らしく

人が話してる言葉は、日本語ではありません。テロップが

出るので、会話には困らないのですが、このよくわかんない

言語をアフレコした声優さんたちが逆にスゴイ。機械で作った音?

神話時代と言っても、神々の姿は失われ、その息吹も弱り

人間たちは、神様を信じてません。呪われた大地を取り戻す為

現世に舞い降りたアマテラスも、ただの犬にしか見えないので

「シロ」とか「ポチ」呼ばわり。旅の絵師ちっちゃな・イッスンと

アマテラスが、少しずつ力を付けながら、少しずつ緑ゆたかな

大地を取り戻して、少しずつ人々の心に幸せをもたらしていく

そんなアドベンチャーゲームです。プレイしてみる前は、どうして

これが「癒し系」と呼ばれるのか、全然分からなかったのですが

やってみたら見事でした。木の精霊サクヤの息吹を分けた

神木が各地にあるのですが、呪いの為にみんな枯れています。

この木を蘇らせる力(大神降ろし)がアマテラスにはあって

この大神降ろしを起こすと、呪われた周辺の大地も一気に

よみがえるのです。大迫力の花咲かじじいムービーです。

色は、全て和色彩で、目に優しく、心に響く、素晴らしい情景。

桜の木は、まさに紅梅色。離れて見ると、濃淡ある美麗な

桜花色で、木の下に潜ると、その色が重ね積もって、見事な

蘇芳や藍という、私の語彙では表現しきれない色合いです。

この感動は本当に癒しになると思います。神話時代なんだけど

生きる人々は、妙に小粋な人たちばっかりで、色んなところで

笑わせてくれます♪息づく動物たちにも餌をやり、アマテラスは

みんなの「幸せ」を得て、強くなっていく。いいゲームですね♪

この手のアクションアドベンチャーゲームは、しばらくぶりで

ブレイブフェンサー武蔵伝とか、デュープリズムとか思い出しました。

主人公もサイドキャラも敵キャラも、みんな一癖あるんですよね。

最初からキラキラ正義の味方もいなければ、闇だけの敵もいない。

人って利己的で、自分の為に生きるだけで精一杯で、でも最低限

自分らしく生きるために、神様が平穏を下さってることへの感謝を

忘れて、意としてはいないんだけど、いつのまにか呪いを産んでる。

忘れないよう、思い出せるよう、こういうゲームっていいと思います。

しかし、ゲームを始めて10時間。綾香ちゃんのテーマソングは

まだ聞けておりません。エンディングまで、お預け???

「大神」公式サイト

「大神Blog」プロデューサーさんとディレクターさんのブログ

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IWGP[電子の星]

石田衣良さん原作の「池袋ウエストゲートパーク」の中の1作

「電子の星」を、朝基まさきさんがコミック化した作品です。

実は・・・たぶん・・・石田さんの作品自体、これが初めてのはず。

朝基さんの「サイコメトラーEIJI」は大好きで、ずっと読んでました♪

IWGP〈電子の星〉 (週刊少年マガジンKC)
石田 衣良原作/朝基 まさし漫画

税込価格 : \480 (本体 : \457)
出版 : 講談社
ISBN : 4-06-363699-2
発行年月 : 2006.7
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

色んな方の書評や意見をみてみると、マコトのトラブル解決の部分は

この作品の一面に過ぎないようで、この作品が訴えていることは

もっとずっと別のところにあるそうです。私はこれが初めてだったので

何も勘ぐらないよう、素直に読んでみました。

・・・いや、内容が、グロすぎて・・・ビックリで、怖かったですが・・・

少年マンガ用に、そういう部分を少し大袈裟に見せたところも

あるのでしょうが、今時にしては、ひねくれていない少年たちが

大切な誰かの為、どうしようもない自分の為に、進むべき道を

自分で選択して、自分で歩いていくという素直な物語でした。

「自分は何も出来ない負け犬なんだと、言えるように

挑戦して失敗してみる。失うものなんか、一個もない」

そうやって挑戦することが出来たら、私にしてみれば立派な

勝ち組だと思うのです。失敗して、悔しくても、恥ずかしくても

それは経験になる。間違わないよう、次はうまくいくよう

少しずつ成長していける。テルは頑張ったと胸を張っていい。

これから先の未来が劇的に変わるわけじゃない。これからも

変わらず静かな日々が流れいくことだろうけど、マコトに

出会えたこと、友人を救うことは出来なかったけど、自分で

仇はとったこと、テルにとって大きな財産になると思います。

原作、石田さんの他の作品も、そのうち、しっかり読んでみたいです。

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ゼノサーガ・エピソード3

ようやくクリアしました。バトルは、前作よりは少し楽でしたが・・・

内容は、1+2より濃厚でした。この世界と、ゲームの世界は

全然違うのだけど、私たちが生まれたときから死ぬことは

決まっていて、地球が生まれたときから星として寿命が尽きる

こともきまっている。それは宇宙も同じで、いつか終わりがくる。

それは、回避しようのない事実。たかだか100年しかいきない

人に出来ることは、限りあるわけで、そのほとんどが自分の為に

生きることで精一杯。それが当たり前です。

ヴェクターCEO・ヴィルヘルムはこの流れに逆らおうとしたんです。

なんだかよく分からない意志によって勝手に定められた世界の運命を

人類の意志によって、やりなおす仕組みを組み上げ役者を揃えた。

結果、自分はもちろん、世の全てが原点に戻ってしまっても

また誰かが、この世界を救うための道に辿り着いてくれると信じて。

そしてシオンが選んだ未来は、この原点回帰を否定する道だった。

人の力で、まだ未来は紡いでいけるのだと。その希望の為に

ネピリムとケイオスはアダムとたくさんの魂をつれて故郷に戻った。

記憶の彼方かもしれない、時の彼方かもしれない、どこかへ。

残されたのは<曙光>。ヴィルヘルムの希望の光は、本当は

こっちだったんじゃないかと頭をよぎりましたが・・・もう確かめようが

ありませんので、自分の策が失敗したときの、ノアの方舟を

作っていたんじゃないかと・・・その程度に、受け取っておきます。

そして、未来を託された人たちと、ロスト・エルサレムを求める人の

新たな旅が始まる・・・。もしかしたら、その道も、遠い昔誰かが

歩いた道かもしれない。でもUMNとコスモスが失われた今、残るのは

人の記憶と、モモやジギーの記憶、スキンエンティアの独自通信網の

記録だけ。未来は未知。だからこそ、希望の可能性があるのだと

信じる心の強さで、彼らは旅立っていく。弱くても、一人じゃないから。

いい物語だったと思います。考えれば考えるほど、意味深くて。

できれば、全部最初からやってみたいと思うのですが、もう1作目の

バトルシステムやらは重くて面倒で、こなせないだろうなぁと思います。

時代の流れにのっとって、システムも映像も改革しながらできあがった

良い作品だったと思います。スタッフの皆様おつかれさまでした。

映像と音楽のみつめこんだ、記念DVDなんか出てくれないかなぁ~♪

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