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ダ・ヴィンチ・コード(其の壱)

まだ中巻を読み終わったばかりなのですが、昨夕フジTVの特集を

見てちょうど良いところまで、話がかみ合ったので読中ブログです。

処刑されたのなら、元々は神ではなく人だったということですから

「キリストが実在した人間だった」これは誰もが知る、事実。

恋人がいて結婚して子供がいる、不思議なことじゃないですよね。

フランスにはサラ王女の像をまつる教会があるのだから

その辺は、ダン・ブラウンが語る通り公言されない事実として

宗教学者たちはもとから分かっていることなんだと思います。

実際、書籍もたくさん発行されているようです。では、何故この

「ダ・ヴィンチ・コード」が問題視されているのか、読んでるうちに

少し分かったように思います。一つは、映画ではトム・ハンクスが

演じるアメリカ人大学教授とキー・ストーン研究に生涯を捧げる

イギリス人学者が「イエスは王統の復活を願っていた」「イエスの

亡き後、信仰(教会)はマグダラのマリアにゆだねられていた」と

語るシーン。これが事実であるなら、もし今も、イエスの血が続いて

いるのなら、真のカトリック信者こそ、イエスの血を受け継ぐ人を

教会、もしくは国のトップに位置づけたいと考えることでしょう。

日本では宗教は、とても自由だけれども、世界ではそうではない。

宗教の為にこれまでも、今も、戦争が起こっている。これを教会が

認めてしまえば、戦争の芽にもなりうるのだということです。これは

何も分かってないけど一応仏教徒の私にも、関係ない問題ではない。

戦争がおきれば、他国にたくさんの物資を頼ってる日本の立場は

ものすごく危ういし、戦争不参加の憲法がある日本は

お金でアメリカに守って貰う条約を既に結んであるわけです。

この憲法も条約も、私は良いと思っています。問題なのは

戦争が起きるかもしれない芽の方ではないでしょうか。

そうなると、確かにこの本は問題書籍。あやういものです。

しかも、ハリー・ポッター6より売れてそうです・・・。

もう一つは、これは日本だからこそ考えるべき問題だと思いますが

日本では亡くなった方は仏様であり、ご先祖様であり、時には

守護者なのかもしれません。亡くなった方は、神ではありません。

これを国を統一するため、イエスは神とされ、新約聖書が作られた。

さて、同じ例が近代日本にもあるのです。戦死者を神として奉る

国際問題の靖国神社でございます。この本を読むまで、どうして

日本の総理が日本の神社にお参りすることを、そんなにも疎むの

だろうと、思ってました。戦犯者と言いますが、中には悪い人も

いたかもしれませんが、戦争の責任を背負って死んでいった人であり

亡くなったのだから、安らかに眠らせてあげるべきだと思います。

でも、この本を読んで思い当たったのは、イエスは死んで後

神とされ、奉られ祈りを受け、唯一絶対の神として地球上3割の人が

信じる神なのです。そういう視点の人たちから考えたら、靖国神社は

亡くなったたくさんの御霊を神とする、イエスに匹敵する地位に置く

許せない異教。そこを日本の総理が公式で参詣するということは

まるで国教に見えないでしょうか。これは恐ろしいです。ローマ法皇が

亡くなったとき、G8で日本だけは総理が出席しなかった。あの時は

「なんで!?」と思ったけど、小泉さんは行けなかったとかではなく

行かなかったんですね・・・。足を踏み入れることができないんです。

総理を辞めても、単身で海外に出ることはやめた方が良さそうです。

もちろん、宗教は自由であり、尊重しあうべきもので、日本には

他にも元々人であった神様がたくさんいるというもの事実です。

・・・というか、日本ではちょっと前まで、天皇陛下が神様でした。

ああ、もっと見えてきました。そうか北朝鮮は今もそうなんですね。

だから、某国は今の制度を壊そうとしているのかもしれません。

日本は、拉致や、貧困問題に、人道的に対応してくれれば

別に今の将軍様制度でもいっこうに構いませんもんね。

まだまだ書けそうですが、残りは下巻読み終わってからにします。

->其の弐(2006.11.18)

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ハリー・ポッターと謎のプリンス

「ハーフ・ブラッド・プリンス」これを「混血王子」ではなくて「半純血のプリンス」

と翻訳された松岡さんの感性に脱帽です。この少年の頃のスネイプは

いじめっ子4人に一人で対峙していた、彼にとっても苦しい時期だったと

思います。自分が半分マグルであることを隠すべく、とにかく勉強だけは

熱心に執着して頑張っていた。でも、ジェームズたちにとっては、全く

いじめの対象ではなくて、彼の言うとおり、きっと1対1だったら

少年の頃だってスネイプの方が賢くて魔法も強かったろうから、4人で

からかっていたんだと思います。6巻読み終わっても、スネイプ大好き!

ハリー・ポッターと謎のプリンス
J.K.ローリング 作
税込価格 : \3,990 (本体 : \3,800)
出版 : 静山社
ISBN : 4-915512-57-6
発行年月 : 2006.5
@niftyBOOKS~アット・ニフティブックス

今回、鍵となった「分霊箱」に以前から気が付いていたダンブルドア。

私は彼もまた魂を分けていると思いたい。だからスネイプに自分を

殺せと命令することができた。スネイプも知っていたし、スネイプは

誓約から逃れることは出来なかったから、きっとやらざるを得なかった。

辛い役目だったとは思うけど、完璧に心を閉ざせるスネイプにしか

こなせないことだったと思います。そしてスネイプもダンブルドアも

ドラコにそんなことをさせたくなかった。その点ははっきり分かります。

そして、結局「両親を殺す」という脅しでしか、ドラコを動かせなかった

ヴォルデモードの浅はかというか、子供じみた部分も分かりました。

この人が何故、スネイプを放っておくのか・・・。裏切る可能性より

得られる情報を選んだだけなのか、裏切られても害はないという

自負なのか・・・。スネイプの最終目的は、ハリー対ヴォルデモードとか

そういうことではないんでしょうね。いえ既にダンブルドアに何か

返しきれない恩があって、恩返しをしているのかもしれない・・・。

推測ばっかり、最終巻への謎ばっかりですが、6巻冒頭の謎を一つ。

ダドリーちゃんが受けた虐待って何だろう?単純にブタのように

太らせたことだったら、あの母親は表情を変えなかったはず・・・。

家族揃ってダイエットに挑戦したこともあったように思うし、体重の

ことではないと思うのです。ハリーにできて、ダドリーにできないこと。

ハリーが自由で、ダドリーで不自由だったこと。例えば、今更

突拍子もない仮定ですが、ダドリーも魔法使いで呪いを受けて

魔法が使えないのだとしたら・・・。考えすぎかな。

でも、この叔母さま、まだ何か隠していらっしゃるように思います。

そして、6巻最後の謎「R.A.B」ヴォルデモードが魂を分けたことに

ダンブルドアより先に気づくことができる立場にいて、それを盗み

おそらく既に破壊して、そのことに早く気づいて欲しいと思った人。

そんな立場の人って誰?不死鳥騎士団のメンバーではなくて

どちらかというと、死喰い人、もしくは元・死喰い人?

で、おそらく既に死んでしまった人・・・かなぁ。ネビルの両親・・・?

色んなヒントが、これまでの6巻、計9冊に書かれているはずで

たくさんの憶測がネット上で飛び回っていると思いますが、読書の

醍醐味は読んで想像して悩んで繋げていくこと。安易に解答だけを

得ることではないと思うのです。ハリーの言う通り、その場にズルズル

仕方なく引っ張り出されるのと、自力でその場に辿り着くのでは

全然、違うんです!--ということで、次は「ダ・ヴィンチ・コード」

1つだけ、スネイプファンとしては、とても悲しい謎。

スネイプは何の為に、あんな怖い呪文を作ってしまったんだろう。

考えたくないけど、虐められてるって思ったら、相手を八つ裂きに

してやりたい気持ちも分かる。その方法を手に入れて、それでも

留まったのなら、やはりスネイプは強い。だけど、結局は

ジェームスとリリーを、そしてハリーを危険においやってしまった

事実で、彼は自分のことを、どれ程責めたことだろう・・・。

ダンブルドアに対する恩ではなくて、ハリーに対する償いなのかな。

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ファイナルファンタジーXII

冒頭30分の映像にまとめられた部分、戦闘はないけど

物語として劇的でインパクトが強かったので、本編も期待

してしまいましたが・・・細かい所を作りすぎて、物語の大筋が

あんまりにもスッカラカン。当たり前の王国復活物語でした。

ファイナルファンタジー(FF)というよりはフロントミッション(FM)。

FMで戦闘機に出す命令を予め人に設定しておくことで、雑魚戦は

コントローラを持たなくても勝手に攻撃して、回復して、盗んで

お金を儲けてくださいます。かといって、街の中で大きな謎解きが

あるわけでもなく、ダンジョンが入り組んでいたり、自動生成

だったりするわけでもなく、とても素直でシンプル。で、本筋と

あんまり関係ないところ、クランというハンター組織の部分と

本編では立ち寄る必要のない地域の探索とか、そっちに重点が

置かれているように思います。でも、雑魚戦がつまんないので

すすんでやろうとは思えない・・・。時間の無駄、電気の無駄。

そう、私は物語が見たいだけ。物語的なことを言うとヴァンではなく

「俺がこの物語の主人公」という口癖のバルフレア。彼が本当に

主人公だったとは、最後まで信じておりませんで、彼の目線で

プレイしていたらちょっとは受け取り方違っていたかもしれません。

よくよく考えたら、大事な結婚指輪をバルフレアに預けた地点で

アーシェとの因縁は始まっていたわけで、その上で破魔石やら

元ジャッジやら、シドの息子やら、その辺で、本当にこの人の物語だと

気づいてもよさそうだったのだけど、個人的に大好きなFF9が

ホントに終盤で、物語の本筋全部が主人公ジダンに預けられたことを

覚えていたので、いつかどっかで真の主人公はやっぱりヴァンだった

なんつーシーンを待っていたら、不思議と連戦に入って、あれ?と

思ったときにはスタッフロールでした・・・。帝国のソリドール家

元老院、ガブラス・バッシュ、ゼクト、他のジャッジたち。

力ある者たちの野望と因縁と思惑。ゲームではなく小説になったら

面白そうだなぁと思います。とってもややこしそうだけど、おそらく

皆が見ていた未来は同じ姿だったと思います。強力な兵器や

相応の立場にあるものの権力、この辺を根こそぎキレイにして

ラーサーに未来をゆだねたかったんじゃないかなぁと。見事に

失敗して、ラーサーは後始末と今後のことなど、問題ある人たちの

中で踏ん張らなくちゃいけなくなったわけですが、ラーサーなら

出来る!って思わせてくれるエンディング良かったです。1年後

顔立ちが少しヴェインに似てきてるところが、にくい演出でした。

アーシェはおそらく、立場上バルフレアとどうにかなれるとは

考えていないでしょうし、バルフレアはフランと旅を続けるでしょう。

・・・この二人の出会いの物語も読んでみたい。

技術や映像、音楽にこだわりすぎて、物語をおいてきてしまった。

おそらく、オンラインゲームならそれでいいんです。物語はプレイ

する側が描き、干渉しあい、時には傷つけあって紡ぐものだから。

でもオフラインゲームとしては、ハズレだったと言わざるを得ない。

次は「大神」昔話のようなイラストの中を駆けめぐるワンコに期待。

その前に、「ハリー・ポッターと謎の王子」&「ダ・ヴィンチ・コード」読破!

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